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「………それ、死んでたらどうすんの?」






溜息混じりの言葉に、少し嫌気がさす






「死なない。実際、怪我しないで帰って来られた」





「こっちは心配してんの。

お前は自分を犠牲にすることを躊躇しない。

実際、死ぬことは怖いのに、誰かの為ってなったらそんなことお構いなしに突っ込むでしょ?」






「だから先生の駒にしてほしいって言ったの。

僕じゃ力不足だから嫌?」






「力不足ってのは少し否定するけど。

駒ってのがちょっとねぇ〜」







床に座って、膝に腕をおいて頬杖をつく先生






「なんで僕の駒になることにそんなにこだわる?」




「…………揺らいじゃうから。

呪術師か呪詛師のどちらにつくかって質問された時、ちゃんと自分に『呪術師側だ』って言い聞かせるようにしたい」





「口実?」





「それだけじゃない。絶対、誰かにつくしたほうが、強くなれる」






真っ直ぐに彼の目を見つめる







「……じゃあ、僕が呪術師じゃなくなったら?」





「五条先生の指示に従う」





「執着心怖っ!」






「尽くす人は、五条先生じゃないと成立しない。

僕を拾って育ててくれたからってのもあるけど。
多分、僕たちの中で一番長く生きるのは五条先生だ。弱い人に尽くすんだったら、その期間は直ぐに終わるから、意味がない」






合理的説明はできた





後は、五条先生がどう答えるかだ







「…………A。僕の駒になってもいいの?」




「はい」




「んじゃ決定〜!」




…………ためたのに返事軽いな





「その代わりに、徹底的にしごくからね」





ゆっくりと立ち上がって、僕の部屋から出ていく先生





「もう明日からはバンバン稽古つけるから、そこんところよろしく〜」







いつもは嫌だった稽古も






今日はなんだか楽しみに思えた

呪力→←繋がり



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 男主
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Liliana_Rin(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがみたいですけど、やっぱり作品をかくうえでモチベーションやネタとかで色々大変ですもんね。今まで面白い作品書いていただきありがとうございました!貴方に幸運が訪れますように願っています。 (2021年2月5日 19時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - これまで更新お疲れ様でした。できることなら続きを書かせていただきたいですが、そんな語彙力は私にはないので…ごめんなさい。ありがとうございました!とっても面白かったです! (2021年2月4日 22時) (レス) id: 3ac1cdcc4d (このIDを非表示/違反報告)
長門(プロフ) - 今まで楽しい作品を見せていただきありがとうございます。これからもとはいきませんが、頑張ってください。 (2021年2月4日 18時) (レス) id: 01cd347063 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - Liliana_Rinさん» ありがとうございます!早速書きますね〜 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
Liliana_Rin(プロフ) - 反応集みたいなやつです!分かりにくくてすみませんm(__)m (2021年1月28日 15時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきや | 作成日時:2021年1月17日 17時

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