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仕掛け ページ4

司side



「はぁ………
今日は以外と手応えあったかも…♪」




「くまくん、Aがいない時でもさっきくらいの本気は出してよぉ?」




「え〜、Aがお客さんとして見てくれるのならいいけど」


「そんなにあの子は暇じゃないわよォ」






ライブが無事終わり、先輩方と楽屋で休む私





「でも…………」



「どうしたの?司ちゃん」




「いえ、その。今日のA先輩、何か様子がおかしかった様な………

考えすぎでしょうか」




「いいや。俺もス〜ちゃんに同意。
最初は調子良かったけど、途中から変になってたねぇ」





確かに、私たちのLive中に不思議な行動をとる人が複数いましたが



…………何かA先輩に心当たりがあるのでしょうか






「……。スオ〜、どこに行くんだ?」



「少し、片付けの様子を見に」



「何かあったら直ぐに連絡よこしなよねぇ?」



「はい」





いつもLiveが終わった後、彼女は会場の片付けを手伝っている



きっとそこにA先輩はいるだろう





何があったのか、



私には知る権利がありますので






***************






「いやぁ、結構上手くいったんじゃないかね」



「真逆こんなチャンスが到来するなんて。
私たちの計画がお陰で良い方に変わりました」





何やら話し声が聞こえてきた




音を立てないようにして壁に背中をくっつけ、耳に入る二人の会話を聞く





「……そういえば、水城Aに何をしたのかい?」




A先輩!?





驚きながらも、持っていた録音機を取り出して、録音を開始する






「あぁ。薬を飲み物に混ぜておきました」



「クスリ?」


「簡単に手に入るものですよ。
解熱剤、鎮痛薬、咳止め薬、睡眠改善薬。
それぞれ半分に割って、事前に用意しておいた鍵で楽屋に入り、ペットボトルの飲料水に混ぜました」



「どのくらいの効果かね」



「激しいめまいや吐き気、頭痛。
恐らく死には至らないでしょうけど、運が悪ければ後遺症が出たりするかもしれませんね」






言葉が出てこなかった




薬?

激しいめまい?



後遺症?




A先輩に?





「……っ!」






録音を停止し、私は音を立ててはいけない事を忘れてその場から走り出した

パニック→←フラグ



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ゆきや(プロフ) - 楼さん» コメントありがとうございます!喜んで頂き光栄です!是非是非、駄作ですが他の作品も読んでみて下さい!!(ホラーはご注意下さいね) (2020年11月22日 10時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品、最後まで見さして頂いて思いました、泣けますね。ここまでお疲れ様でした。他の作品も見ます!泣ける作品はこれしか無かったです。この作品を作ってくださった主様ありがとうございました。 (2020年11月22日 8時) (レス) id: 56e322455b (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - こちらこそ ありがとうございました!!!!!! (2020年11月13日 17時) (レス) id: f5b90b97da (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 無理してますw 後からその話がでてきますよ〜! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ様 - 夢主ちゃん絶対安静にしなくて大丈夫なのですか…?(汗) (2020年10月21日 18時) (レス) id: 9bb418b36f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきや | 作成日時:2020年8月30日 16時

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