走れ ページ18
「……………………あんたねぇ」
頭を下げたまま、ぎゅっと目を瞑る
「そろそろ頭上げな。Aのこんな姿、初めて見たよ」
ゆっくりと顔を上げ、ゆいかを見る
「仕事で交渉する時も絶対に頭を下げない。Aってこの業界ではそういうことでも有名だよね。
あんたのお辞儀はそんな薄っぺらじゃないことはわかってるよ」
「じゃ、じゃあ………」
「いいよ。行かせてあげる。……まあ、何か言われたら私がどうにかするから」
私の頭に手を置き、撫でる彼女
「何度も言うけど、無理はしないでね。そして何かあれば私やあみにも相談してね」
「……………ありがと、ゆいか」
携帯とパソコンを持って玄関に行く
「それじゃあ、行ってくるね」
「うん。頑張ってきな」
私は振り向かずに、部屋を出た
*****************
「……………………うん。それで、いつから消息不明なの?」
『それがよくわからないんですよ。ESのビル内から出て行った痕跡も、防犯カメラなどを見てもないんです』
司と電話をしながらビルの敷地内の回って情報を集める私
「燐音先輩だから、証拠を残さずにできるもんね」
『はい。それも何か理由があるのではないかと。とりあえず、情報ルームに来ていただけませんか?』
「は〜い、3分くらいで着くから待ってて」
通話を終了させたとき、スマホのロック画面にあった通知に目を疑った
"天城燐音からのメッセージ:1件"
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ゆきや(プロフ) - 楼さん» コメントありがとうございます!喜んで頂き光栄です!是非是非、駄作ですが他の作品も読んでみて下さい!!(ホラーはご注意下さいね) (2020年11月22日 10時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
楼 - この作品、最後まで見さして頂いて思いました、泣けますね。ここまでお疲れ様でした。他の作品も見ます!泣ける作品はこれしか無かったです。この作品を作ってくださった主様ありがとうございました。 (2020年11月22日 8時) (レス) id: 56e322455b (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - こちらこそ ありがとうございました!!!!!! (2020年11月13日 17時) (レス) id: f5b90b97da (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 無理してますw 後からその話がでてきますよ〜! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ様 - 夢主ちゃん絶対安静にしなくて大丈夫なのですか…?(汗) (2020年10月21日 18時) (レス) id: 9bb418b36f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきや | 作成日時:2020年8月30日 16時