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▽▲病名15 ページ17
銀時side
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しばらくの沈黙の後、水野先生がハッと思い出したように口を開いた。
『これ、坂田さんに』
銀時「キャラメル？」
水野先生は白衣のポケットからキャラメルを出し、俺にポイっと投げてよこした。
『坂田さん、甘いもの好きですよね？』
銀時「あぁ、でも何で…」
『あの数値を見れば一目瞭然ですからね』
水野先生は自分も一つキャラメルを口に運んだ。
ーー甘っ、と言う声を零しながら。
『じゃあ、私はこれで』
銀時「…あ、ちょっと待てよっ」
俺は、衝動的に水野先生の細い手首を掴んだ。
うわっ…と言う声が聞こえた頃には、ーー水野先生が俺の胸に倒れ込んでいて。
『……』
銀時「……///」
あの、坂田さん？と上目遣いで俺を見上げてくる水野先生。
銀時「わ、悪ィ…//」
『いや、私の不注意だ』
俺は、パッと手を離した。
水野先生はすぐに起き上がり、それじゃ、と短く言って足早に病室を出て行った。
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作者名：suu | 作成日時：2018年3月30日 20時
