153.※ほどかれた帯 ページ3
※ 今回は大人な話です。
苦手な人はとばしてください。
Aの浴衣の帯に手をかける。
魅せるように、ゆっくり、ゆっくりと帯をほどいていく。
微かに漏れ出る彼女の息遣いに頭がくらくらする。
ほどかれた帯は、その事実を彼女に分からせるように
音を立てて畳へと落ちた。
薄明かりに照らされた彼女の肌は真珠のように輝いている。
「恥ずかしい…」
俺は浴衣の掛け
「…綺麗だな。」
ゆっくりとAを寝かせると、
褥に手をつき、彼女に覆い被さるようになった俺は
真っ直ぐにその瞳を見て告ぐ。
「…ほら、早く君も俺を脱がさないと。」
腰あたりにある帯をするりとほどくと、
Aが俺の浴衣を脱がせようと手にかけた時、
「…んあっ」
彼女の胸に触れた。
「…どうした?まだ脱がせられていない。」
「…あっ」
掠れた声でAの身体をなぞる。
指が触れるたび、彼女は堪えきれずに身体をよじらせる。
「可愛い奴め。
…申し訳ないが、もう我慢ならない。」
俺は高まる鼓動を感じながら自身で浴衣を脱ぎ捨て、
唇や首、胸などAの身体のあちこちに唇を這わせる。
「…や、あっ」
「静かに。」
口を塞ぐように深い口づけを落として舌を絡める。
熱くて、気持ち良くて…
どんどん深みにはまっていく。
ゆっくりと手を滑らせて
俺はAの身体の深いところを指で慣らす。
乱れた吐息が色っぽい。
十分に彼女の身体を慣らして、二人はひとつになった。
離したくない。
もうこのまま、このままでいられたら良いのに…
「んっ…ほら、しっかりと覚えて…」
俺のわがままなのかもしれない。
でも、愛しい彼女に今だけは自分だけを見ていて欲しい。
そのようなことを思ってしまって仕方がないんだ。
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狐姫(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます♡ いつもコメントくださり、本当励みになります!これからの煉獄さんサイドの展開もお楽しみくださいね! (2023年2月3日 22時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - こんばんは。お疲れ様です☺︎すみません。私が早とちりしてしまいました。続きドキドキしますが楽しみにしてます。完結まで見守っていきますね!新作もその時はぜひ拝読させて頂きますね♪ (2023年1月25日 22時) (レス) @page50 id: 4bde5e03bb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 美桜さん» 美桜さん、ありがとうございます♡ 私の書き方が悪くてすみませんが、続編はなく完結いたします!次に移行するという意味でした…!ただ、まだ確定ではありませんが、新作を少しずつ考えていますので…いつかお知らせできるといいです💭 (2023年1月24日 19時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 更新お疲れ様です!いよいよ完結ですね。最後まで2人の物語を見守っていきます。続編もあるとのことでそちらも楽しみにしてますね☘ (2023年1月23日 22時) (レス) @page49 id: 4bde5e03bb (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 美桜さん» 美桜さん!コメントありがとうございます。こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします!更新を待ってくださる方が一人でもいてくださることが本当に幸せです。これからも、ときめく物語をお届けしていきますね! (2023年1月6日 22時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume
作成日時:2022年9月6日 22時