今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:876 hit
小|中|大
出会い ページ2
side銀時
.
ーーいつもとなんら変わらない一室。
部屋の隅で居眠りをしていると、先生の声と共に周りの奴らが席につく。
「ーー今日から、新しい友達が増えましたよ」
『…A、です』
松陽と一緒に部屋へ入ってきたのは、華奢な女だった。
「皆さん仲良くしてあげて下さいね」
.
ーー松陽はそう言ったものの、女は自信なさげに俯き沈黙を貫いている。
「A…と言ったな、俺は桂だ。よろしくな」
『…う、ん』
ヅラが女に声をかけに行った時も、女は短い返事をするとコクコクと首を振っているだけだった。
(首でしか話せねーのかよ)
.
俺の第一印象。
ーーー…きっと俺は、この女が苦手だ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら. | 作成日時:2018年4月17日 19時