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無駄な反省会 ページ7
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「Aー、テストどうだった？」
『まぁ普通、かな』
五時間目の終わり、ーー中間テスト終了後、彩夏たちが私の席までわざわざ来た。そしてくだらない会話。
「さすがA、私なんて数学意味不〜」
「やっぱ徹夜するだけじゃ駄目かなー？」
「私、ノー勉だったよ」
ーー本当にノー勉だったにせよ、嘘だったにせよ見ているこっちが見苦しい。高三にもなってテスト勉強をしていないのだとしたら、異常じゃないんだろうか？
『期末で挽回すれば大丈夫だよ』
ーーなんて表向きでは言うが、もう挽回の余地はないように思う。互いに心にもないような言葉を並べて傷口を舐め合ってるようじゃ前進するどころか後進する事になるだろう。
(早く帰ろう)
私は鞄を持ち、そそくさと教室を出ようとする。彩夏たちはなおも無駄な反省会を続行しているようだ。
「あれ、Aもう帰んの？」
『うん、じゃーね』
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作者名：こう | 作成日時：2018年4月19日 19時
