【銀魂】先生に、あげる。【坂田銀八】 (ページ4)

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心配性はありがた迷惑ページ4

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『ーーバス通学？』

私は、箸でご飯を摘み上げながら眉をひそめる。ただいまリビングにて夕食中。

「そう、毎朝自転車は大変でしょう？」

『別にそうでもないけど、』

私はご飯を口に運びながら、さりげなく反対の意を示す。が、母はどうやらその気らしい。ーー第一、母は心配性の度が過ぎているのだ。

「それに事故とかあると、大変でしょう？」

『…んー』

私がトモダチをつくったのは、周りからの目だけではない。…むしろ母からの影響の方があると思う。毎日毎日起こりもしない妄想を私へ押し付けて。もう少し現実を見た方が良いと思う。

「じゃあ、早速明日からバスで通ったら？」

『…は、？』

「これ、時刻表だからね」

母は私の有無を関係なしに時刻表を私に押し付ける。その紙を渋々見ると、蛍光ペンで印まで付けられていた。用意周到なことこの上ない。

『じゃあ、これ貰っとく。後、ごちそーさま』

「あら、もう二階(上)行くの？」

『明日から、中間テスト』

私は短く返事をすると、母の言葉を待たずにリビングを出た。母のことだからどうせ、あら大変、徹夜するの？なんて言ってきそうだ。

(そうしたら、勉強の妨害をされて終わるのがオチだ)

私は、自室に戻り時刻表を適当な場所に投げ捨て、教科書を取り出した。

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