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「どこなんだろ、ここ。」

Aは頭を抱えた。さっきは強がって出てきたが、まるきりここがどこだか分からない。

「やばいな」

今さら先程の部屋に戻って、ここどこ?出口教えて?、なんて絶対に言えない。

こうなったら、怪我の仕返しに……

「異能力――『ヘンゼルとグレーテル』」

自分の足元からお菓子に変わっていく。……が

「ここをお菓子にするのは止めてくださいよ。事が済むまでは僕がここにいるつもりですから。」

こうなる事を読んでいたのか、ドストエフスキーが背後から腕を掴む。

「あら、ばれてた?」

「勿論。では、さようなら。」

次の瞬間、道化師のような人が影から現れた。

「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!……ん?あ、セリフ間違えた!……まあいいや、じゃね!」

ゴーゴリによって、飛ばされたAであった。

「そこで物体転換か……」

にこっと笑ったAは、闇に吸い込まれた。


「貴方と親しい友好を築いた覚えはありませんよ、A。」

ドストエフスキーは一人呟くのだった。




――阿笠亭にて

いきなり現れたAに、驚く一同。

「いたた……あ、皆。ヤッホー!」

ニコニコしながらも、血がついた服や包帯、いきなり現れたことについてどうごまかすか必死に頭をめぐらす。

「……あら、A。新手のマジックかしら?リンタロウにも見せてあげてよ。」

エリスに言われ、まあね……と苦笑した。

2章 疑と甘味→←・



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9Sに殺されたいロリコン - 腕を冷やせば蚊に刺された程度にしか感じない。 (2019年9月1日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年9月15日 0時) (レス) id: 74107eb362 (このIDを非表示/違反報告)
愛子*ビー玉(プロフ) - 美夜乃さん» そこまで言ってくださり、嬉しい限りです!少しずつになりますが、更新頑張って行きます。コメントありがとうございました! (2018年6月28日 16時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)
美夜乃 - 待って栗夢ちゃんめっちゃ可愛い好みどストライクすぎる(真顔)めちゃくちゃ面白かったです!栗夢ちゃんの可愛さがもう…更新頑張ってください応援してます! (2018年6月28日 16時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 雪見だいふくさん» コメントありがとうございます!注射嫌いですよね(笑)げんなりしすぎて看護師さんに笑われましたから……意見ありがとうございます。これからも頑張ります! (2018年5月16日 16時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛子*ビー玉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayamek05102/  
作成日時:2018年5月1日 9時

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