九品目 ページ10
修哉くん達に言われて控室にある自分の荷物を持ってすぐにホールに向かった。
『兄さんお待t…、！』
cn『〜〜、！』
私がホールに顔を出すとカバンからタブレットを出して誰かと通話している兄、たつや兄さんがいた。
別に、仕事忙しいなら無理して来なくていいのに…。
本当に……
『昔から変わらない人だなぁ…。』
cn『なぁに？誰の話？』
『？！びっくりしたぁ？！いつの間に電話…』
cn『ついさっきだよ。Aがなんか考えていたからどうしたのかな〜って…』
どうやら私が考えているうちに兄の電話は終わっていて、私の目の前煮立って様子を伺っていたということだ…。
cn『んで、？どうしたの？』
優しい声色で心配してくれるそんな兄に甘えてしまう。そんな自分がどこかにいる気がする。
それがすごく嫌…自分の嫌いな部分だ。
『ううん。仕事忙しいのにごめんね。』
cn『…もしかしてそのことで考えていたの？別に好きでやっているから気にしなくていいのに〜、！』
『でも…』
cn『それに、今日はコラボでしょ？なら結局同じ時間帰宅だからね？』
毎回うまいように丸め込まれてしまう…本当にうちの兄はすごいや…
そんなこと言われたら頷くしかないじゃないか…。
コラボするのは事実。兄が好きでやっているなら止める理由にもならない。
さらにはそれを理解していて発言している。
抜け目がないな……。
『…そうだね…うん…。そういえば、今日のコラボ何するって言ってたっけ？』
こうなったらもう話題をすぐ変えるのに尽きる。昔からそうしてきたのだ。
cn『え〜？確か青糸じゃなかった？』
『糸かぁ〜、。』
cn『うん、もしかして苦手？』
『ん〜。苦手ではないけど、脱出できるか不安…』
cn『そっかぁ。まぁ、逃げる側かすらわかんないけどね？』
『確かに、！じゃぁ青鬼になることを目指すよ』
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綾匁(プロフ) - コメントありがとうございます!初コメ嬉しい……。亀投稿ですがこれからも見ていただけると嬉しい限りです！！ (2022年1月26日 13時) (
レス) id: 89ded00956 (このIDを非表示/違反報告)
けい。(プロフ) - コメント失礼します！見ててすごく面白くて楽しいです！神作をありがとうございます！！これからも頑張ってください！((リクじゃなくてすみません… (2021年12月28日 12時) (レス) @page18 id: 74398a80c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾匁 | 作成日時：2021年10月26日 21時
