四品目 ページ5
you side
『はぁ…』
結局、朝は金夜先輩達しか来なく、カウンターを拭いたりと先輩達の迷惑にならないように過ごす。お昼時間になったらきっとのんびりできないし、今のうちに休んでおこう。
『…そいえばお昼からはたしか…』
kyo『Aー、?』
午後からのシフトを確認しようとした時、先輩が自分の名前を呼んだのが聞こえてきた。今の関係はお客様とただの店員。私は紙とペンをポッケに入れて急いで呼ばれた方に向かった。
きっとお会計か追加注文か何かだろう…そう思って気軽に向かった…そう、気軽に向かった私が馬鹿だった。
金夜先輩は煙草を吸いに行ったせいで私こと、紺野 Aは…
実質初対面とも呼べる方の話相手になっている。
rd『…』
『…』
いや、こうなるのわかっていてあの人2人きりにしたでしょ!?
無論、高校は違ければ、職場なども一度も被ったことはない。兄さんの知り合いかもだけど会ったことがない。そのためしばらく沈黙だったがその沈黙に耐えれなくなったのか、
rd『あ、えっと趣味とかあるんですか…?』
『…はい?』
趣味…趣味ってwww
『…ッあははッ趣味ってw合コンみたいじゃないですかw』
rd『え…?』
『あ、いや、ごめんなさいw、趣味はゲームですかね…お客さんは?』
rd『え、俺も…、!』
『わ、偶然ですね、!』
お客さんのその一言でさっきまでの沈黙が嘘のかのようににぎやかになった。好きなゲーム、好きな食べ物、この辺にはよく来るのかなどのんびりと2人っきりの空間で話していた。
そう。
3人の影がこのカフェに入ってきていることも知らずに。
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綾匁(プロフ) - コメントありがとうございます!初コメ嬉しい……。亀投稿ですがこれからも見ていただけると嬉しい限りです!! (2022年1月26日 13時) (レス) id: 89ded00956 (このIDを非表示/違反報告)
けい。(プロフ) - コメント失礼します!見ててすごく面白くて楽しいです!神作をありがとうございます!!これからも頑張ってください!((リクじゃなくてすみません… (2021年12月28日 12時) (レス) @page18 id: 74398a80c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾匁 | 作成日時:2021年10月26日 21時