16猫(幻太郎目線) ページ18
「久しぶり〜!!!!!!」
そんな大きい声が聞こえて、一体どこの誰だと辺りを見渡せば、招に抱きついている子が声の発信源だとわかる。
久しぶり??
この人誰ですか。と口に出す前に招が大声に焦って休憩スペースに行こうと誘う。
多分、招自身もイマイチ誰だかわかってないのでしょう。
帝統は驚いて使い物にならないし、乱数は.....
あぁ、拗ねてますね。
仕方ないでしょう。元々小生達が来ることもよく思ってなかったですし、さっきはシンジュク・ディビジョンの人達と会ってさらに機嫌損ねてましたからね......。
そのあとの招の言葉で少し機嫌はよかった見たいですが。
休憩スペースに着いた途端始まる置いてけぼり感満載のトーク。
外で招に方言を使わせるとは...さすがですね。
というか、少しくらい説明して欲しいものですね。
帝統はさっきから「??」「????」と頭にハテナを飛ばしているし、乱数はすごく不機嫌になってしまっているし......。はぁ......。
『ｶﾞﾀｯ』
「?らむd」
「そろそろいいー??」
いつものように笑っている乱数。
いやぁ、笑顔が怖いですねぇ
乱数の不機嫌には気づいていないのかいつもの調子で「ごめんなさいです」と謝る招。
さて、そろそろ休憩スペースから出られるかな。と立ち上がろうとした時、一気に場が冷たくなった感じがした。
びっくりしてそちらを見ると、さっきまで笑顔で招と話していた顔とは思えないくらい怖い顔をした招の幼なじみ達。
まるで、
まるで子を守る野生の動物のような______
「ぷはっ!ちょ、なんなん?!?!自慢?!?!」
「え、ちゃうで?!お別れのあいさつやーん♡」
さっきの顔は何処へやら。すっかり笑顔に戻っている。
さっきの殺気はさながら「うちの子に何かしたら殺.す」と言う感じだったな.......
少なくとも、高校生の殺気ではないでしょう。
「......あの人たち、昔からあんな感じですか?」
別れて、いつもの口調に戻った招に聞く。
「??そうなのですよ。昔からとてもうるさかったのです。」
聞きたかったのはそこではないが......まぁきっと招のことだから気づいていない。
「(...何を隠そうとしてるんだか。)」
黎斗さんも招もあの子達も。
小生のような嘘つきを騙すならもう少し上手に騙してください。
今はまだ、騙されたフリをしておいてあげますよ。
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燕子花綾目(プロフ) - まるさん» すいません!!外し忘れていたみたいです汗教えて下さりありがとうございます。 (2018年10月28日 10時) (
レス) id: cca29fa14a (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 10時) (レス) id: c5cf9e68f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕子花綾目 | 作成日時：2018年10月28日 9時
