其の三十七!…傀夢 ページ39
美琴side
真選組が来たと、浪士達が話していた。
来てくれたのか。
取り敢えずは、何とかなりそうだな。
そして、おれは鬼神姫の話を高杉から聞いていた。
全て、おれの話だった。
「……クク、また会えて嬉しいぜ…鬼神姫さんよォ」
『ぷはぁ…!その名で呼ぶんじゃねー!!』
高杉の手で、口にくわえられていた物を外され、喋ることは出来るようになった。
おれがそう言えば、高杉はおれの髪を掴み、自分に目線を合わせるように持ち上げた。
「……てめー、自分の状況分かってんのか…?」
おれは高杉から目をそらした。
こいつと話すことなんかねェ…
パシンッ!と、乾いた音が響いた。
おれの頬が赤く腫れた。
高杉がおれのことを叩いたのだ。
『………』
「……いい加減にしなァ…」
高杉は勢いよく、おれの事を壁に叩きつけた。
いてぇ…そんなに強く叩きつけられたら、普通の人間だったら、意識飛んでるぞ。
おれだから、意識が飛ばず起きてるんだってーの。
すっごく、不機嫌だねェ。
高杉サンはよォ…
こりゃ、面倒なことになるな。
『…フン。おれの事を鬼神姫なんて呼んでみろ、殺すぞ』
誰も知らない、過去を。
兄貴にも知られていないのだから。
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作者名:おバカな傀夢&蒼空緋欄 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月7日 11時