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其の二十九！…傀夢 ページ31
美琴side
副長に渡された資料に筆を走らせる。
大体終わってきた為、そろそろ飯にしようと思い、自室から食堂へと向かった。
『……おー、おばちゃん。日替わり定食で』
女中として働いているおばちゃんに頼むと、“はいよ”とすぐに出てくる。
副長が座っているのが見えたので、その隣に座った。
「…美琴か。仕事はどうだ？終わりそうか？」
『んー……あとちょっとかな』
「そうか…分かった」
短い会話を交わし、おれは黙々と飯を食べる。
隣でぶちゅっと音がしたので、チラリと見るとやっぱり…兄貴が飯にマヨネーズをかけていた。
おぇー……気持ち悪っ！
『……おい、マヨラー。そんなにマヨネーズかけんなよ。気持ち悪い』
「んだと？！つーか、今絶対マヨラーって言ったよな？！」
『なんだよ、マヨラー。うるせーぞ、マヨラー』
「マヨラーの何がいけねーんだ！！」
耳を抑えて、兄貴の声は無視する。
まじ気持ちわりぃ。
本当に、こんなのが兄とか有り得ないわ。
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作者名：おバカな傀夢&蒼空緋欄 x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年8月7日 11時
