其の十五!…傀夢 ページ17
美琴side
うん、暇。
部屋から出たのは良いけど…あ、もうすぐお昼じゃん
まーちゃん誘って定食屋行こ。
『まーちゃん!!お昼食べに行かねぇ?』
「! みこちゃん!!急に入ってこないで……びっくりした」
『あー…ごめん。_______それよか、おれと定食屋行こ〜!!』
おれはぐいっと真杞の手を引っ張った。
いや、行きませんよ?とか言ってるけど、ズリズリと引きずって来た。
『おれが奢るから、好きなの食べていいよォ〜』
「え、いやいや!自分で払うよ!」
そう言う真杞の頭をポンッと撫でてやった。
そして、おれは真杞の耳元で“女は黙って奢られてればいいの”と言った。
キューと真杞は真っ赤になった。
ケラケラとからかうように笑えば、真杞はバカにしないで!と少し怒ったように言った。
『悪かったってー!本当に奢るからさ。_______おやじ!おれはいつもの!真杞は?』
「え、あ…天ぷらそばで」
店のおやじがはいよー!と言い、ものの数分で“宇治銀時丼”が出てきた。
これは万事屋の旦那に教えて貰った奴ね。
真杞のもすぐ出てきて、二人揃っていただきますと言って、食べ始めた。
「………」
『? どうした?』
「え?いや、何でもない!」
じーっとこちらを見ている真杞。
なんだ?もしかして、宇治銀時丼が食べたいのか?いいぞ。食べさせてやるぞ!
『……一口食う?』
「え、いやいや!_______んぐっ?!」
なんか真杞が言っていたが、口の中に宇治銀時丼を突っ込んでやった。
「……あまぁい…何コレ、みこちゃんこんなの食べてるの?」
『…こんなのってなんだ?うめぇだろ?』
「え、いや。美味しくないよ?!」
真杞もそんな事言うんだな。
これ、物凄くうめぇのに。
あ、天ぷらそば貰おう…
そう思ったおれは真杞の箸を取り、天ぷらそばを啜った。
「あ!ちょ!」
『なんだァ?おれのもあげたんだから、貰ってもいいだろ?』
「さっきのは、みこちゃんが勝手に私の口に入れたんでしょ?!」
『…ンな顔すんなよ。可愛い顔が台無しだぜ?真杞。_______そう言えばよォ、沖田とはどーなん?』
おれがそう聞けば慌てる真杞。
なんだよ、真杞は沖田の事好きなんじゃねーの?
まぁ、沖田は真杞の事好きらしいけど。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おバカな傀夢&蒼空緋欄 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月7日 11時