☆二度と話せなかったかもしれない ページ43
身体中の鈍い痛みで目を覚ましたのは
転落事故が起きてから三日目の事だった
「…ん…」
自分に何が起きたかも理解出来ず
いつもの調子で起き上がろうとすると
「いったっ…！！」
sg『ヌナっ！？Aヌナ？！起きたの？え？おはよう！じゃなくてヌナっ』
って泣き出すポルちゃんと
H『泣くなよスングァナ(笑)
はぁ…でもホント良かった…』
って微笑むハンソル
m『A？？俺の事わかる？？』
って今にも泣きだしそうなミンギュが居た
「…ミンギュ…ハンソリ…スングァナ…ㅎㅎ」
久々に発したであろう声は思いの外スッカスカで思わず笑ってしまった
m『ねぇ、何でこの状況で笑えるの！？』
「声がスカスカで…」
sg『どれだけ心配したと思ってるんですかぁ！！』
ごめんねって左側にいるポルちゃんの頭を撫でようと手を上げたら激痛で
「……っ！」
H『A手ゆっくり下ろして』
m『痛いの当たり前だろ。折れたんだから』
「…人生初の骨折だぁ」
m『何でお前はさっきからそんなに呑気なの！？こっちの心配も知らないで！』
「…だって記憶が無いし…」
sg『え？』
「あの足場から落ちた事はわかってるんだけど
何でそうなったのか落ちる瞬間の事とか落ちた後の事全く覚えてないから…
自分の事なのに現実味がない感じ
でも今はこの痛いのでヤバかったんだなって理解してる
それで私どんな状況？
どこもかしこも身体中痛いんだけど…」
m『脳には異常なし。でも脳しんとう起こして気絶してた
それとその左腕の開放骨折と肩の骨にヒビ入ってる
あと、頭のこの辺切ったのは説明受けた』
「そっか…左側から着地したんだ
あぁ…でも右手が生きてて良かったぁ
この手さえあればまた絵が描ける」
H『Aは…何でこんな事になったのか気にならない？』
「…私の確認不足だよ
登る前にネジの緩みとか安全確認を怠った」
H『違う。
A前日にカメラ停めてくの忘れたから一部始終が全部映ってた
仕組まれたんだよ』
「…自業自得だよ。色んな意味で。だから大丈夫」
m『馬鹿かっ！！！』
「…ミンギュ…」
m『全然大丈夫じゃない。
下手したらお前死んでたんだぞ！！
今頃…こんな風に…話せなかったかもしれなくて…
これから後遺症もあるかもしれないし…
左手だって元通りに動くかわからないし…
Aともう二度と話せないかもって…
どんだけ怖かったかお前わかんねーのかよ…』
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えっ子(プロフ) - 最近ソクミンペンになりました！最初の頃は笑いありで楽しませてもらってたんですが、読むに連れてティッシュが減る減る…。最後号泣しながら読んでました。無事二人が結ばれてよかったです！またお話楽しみにしてますね！ (2020年1月9日 13時) (
レス) id: 0134df88d3 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅめ - 私ソクミンペンなんです！すごく嬉しいし、きゅんきゅんしました！続き読みたいです！ (2019年3月29日 13時) (レス) id: 26019e1dd1 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - そんな事言われたら、更に続きが読みたくなってしまった｡ﾁｬﾝﾐﾝとﾃﾞｼﾞﾁｬﾝの作品も気になるのに、こちらの続編も凄く読みたい。 (2019年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - はなさん» ぞぞぞぞぞ続編？！書いてしまって良いのでしょうか？！ポルちゃんとの美味しいもの探検隊とか主役なのに存在感薄かったソックんとか旅に出た後のﾐﾝｷﾞｭとか書いちゃいますか？！←すぐ調子乗る（笑） (2019年3月25日 7時) (レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あやまろｻﾝお疲れ様でした(^∇^)ノ今回も、素晴らしい作品で、満足だけど、おかわりの続編が読みたい♪ｾﾌﾞﾁｲﾏｲﾁ分からないけど(笑)(^皿^) (2019年3月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやまろ
| 作成日時：2019年3月10日 22時
