15.狼と狼に挟まれて ページ16
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昼休み。
お妙ちゃんはゴリラを殴っていた為、私は神楽と二人でお弁当を食べていた。
｢席替え良かったね｣
冷凍食品のハンバーグを頬張りながら話しかける。
｢そう..アルな｣
｢.....どうしたの？神楽。元気ないよ？｣
席替えをしてからなんとなく不機嫌である。
｢どーもこーもないネ！｣
おおおおお と突如雄叫びをあげた神楽。
｢えっ？！ちょちょちょ！？｣
"落ち着いて"
そう言い肩を掴むと途端に泣き出した。
｢えっえっえっと...｣
なんで泣いてるの？！
｢.....ムカつくアル｣
｢へ？｣
｢Aとクソサドが話してるの見ると、なんかムカつくヨっ！｣
そう言うやいなや、またもや盛大に泣き出す。
私はとりあえず泣き止むまで、その鮮やかな髪を撫でていた。
***
神楽が泣き止んだところで、事情を聞くことにした。
｢で、つまりどういうこと？？｣
｢....なんか、Aのことは好きだヨ？でも..クソサドのことは嫌いネ。それなのに、クソサドがAに笑いかけてたり、一緒に話してるの見るとイライラするアル｣
ほほーう。
解っちゃったかも。
｢なるほどなるほど。ところで神楽？その光景みたとき、心臓ら辺が痛くなったりした？｣
途端に神楽の顔に"えっ？なんでわかったアル？！"の文字が浮かぶ。
ははーん、なるほどね。全く。解りやすいやつだ。
｢私が思うにさ、それ、ヤキモチじゃない？｣
｢え、ヤキモチ...？｣
｢うん。きっと神楽は、沖田のことが好きなんだよ｣
片眼を瞑り、得意げにウインクをする。
｢な、ち、違うヨ！そんな訳ないネ！！誰があんなやつを...｣
次第に小さくなっていくその声は、真っ赤になった神楽のもので。
密かに燃えるサディスト精神が心を揺さぶった。
応援してあげなきゃ！
とAが思っているとき。
屋上のドアからその様子を覗く、一人の影があった。
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あ、あれは！神楽ちゃんとAちゃん？
なにしてるのかしら...。
彼女は視力がいい方である。
その為、見えてしまった。
彼女の目に映ったのは、泣いたあとの様で目を潤ませ俯く少女と。
それをサディスティックな笑みで見つめガッツポーズをとる少女が。
(「Aちゃんって、Sだったの....？！」)
直後、妙の中でなにかが壊れる音がしました。
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桜文(プロフ) - くろはさん» 良かったです！続編行きますので引き続きよろしくお願いしますっ!! (2015年6月1日 16時) (
レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
くろは(プロフ) - めっちゃドキドキします！高杉カッコイイ！ハンパないですね！(≧∇≦) (2015年5月31日 23時) (レス) id: b555f53452 (このIDを非表示/違反報告)
桜文(プロフ) - くろはさん» ありがとうございます(´；ω；｀)もう、現実逃避して更新しますね(( (2015年5月30日 12時) (レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
くろは(プロフ) - テスト返し嫌ですよね！わかります！けれど、落ち込まないで元気出してくださいね！応援しています！ (2015年5月30日 12時) (レス) id: b555f53452 (このIDを非表示/違反報告)
桜文(プロフ) - くろはさん» おおおお！２回目のコメントありがとうございます。天使や｡ﾟ(ﾟ⊃Д⊂ﾟ)ﾟ｡誰からも来ないと思ってましたから。これからもよろしくお願いします(●´_ _)ﾍﾟｺ (2015年5月17日 23時) (レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜文 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/t%3A%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%8...
作成日時：2015年5月6日 16時
