13.狼と狼に挟まれて ページ14
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ミーンミンミンミーン
うるさい程鳴り響く蝉の声。
夏です!7月です!
「おーし。んじゃーこれから」
席替えです!!
「くじ引いてけよー」
銀八先生が紙切れが入っている箱を廊下側から順番に引かせる。
そして、私の番がきた。
周囲では、"お妙さんの隣ー!!"だの、"ゲッ、チャイナと同じ班かよ"だのと奇声を発する人(数名)がいる。
いいのがあたりますよーに!
「....これだ!」
でたのは8番。
黒板に書いてある席を見ると、二号車の一番後ろだった。
隣誰だろ....。
楽しい人だといいな!
そう思いながら、自分の席のところに机を移動させる。
____で
「あり、鈴木じゃねーかィ。お前が隣か」
私の右側、つまり机くっつけてる方の隣は沖田になりました。
「沖田か...。まあいいや、よろしくね」
「なんでィ、なんか嫌そうな顔」
「いやいや、全然そんなことないよー...多分」
だってさ、沖田ってさ?
すんごいドSなんだもん!
なにもされなきゃいいけど....。
「....一番後ろだし、何かと疲れそう....」
ボソッと小さく言ったその一言に、早速腹黒い笑みを浮かべる彼。
あー、やっちまったな。
この1ヶ月、どうなっちゃうかな。
とか思ってたら、ふと左側から視線を感じた。
そう言えば左は誰になったんだっけ。
その視線の主へと顔を向けると、
「.....っ!!」
____あいつが居ました。
そうです。あの、高杉君です。
「え、えと__....高杉君、そこの席なの....?」
「じゃなきゃここまで机運ばねェだろうが」
なにやら不機嫌そうな声音の彼。
ごもっともです。
嘘でしょ....?
右は沖田で左は高杉君?!
なんで...あんなことがあったばっかりなのに....。
運、無さすぎでしょ。
「そっか、高杉君か。よろしくね」
ひきつった顔で精一杯笑ってみせた。
今の状況じゃあこれが限界です。
ほんとどうなるんだ....この1ヶ月....。
「はぁ....」
不安なのか呆れなのか、様々な感情が入り交じったため息は、ただ一人を除いて誰の耳にも届かなかった。
____そう、ただ一人を除いて。
その声を聞き取った彼は、怪訝そうな顔をこちらに向けていた。
________
気づいた方もいると思いますが、行間狭くしました。
理由は、書ききれないからです。笑
おっと文字数が。
では。今日も閲覧、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いしますっ!
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桜文(プロフ) - くろはさん» 良かったです!続編行きますので引き続きよろしくお願いしますっ!! (2015年6月1日 16時) (レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
くろは(プロフ) - めっちゃドキドキします!高杉カッコイイ!ハンパないですね!(≧∇≦) (2015年5月31日 23時) (レス) id: b555f53452 (このIDを非表示/違反報告)
桜文(プロフ) - くろはさん» ありがとうございます(´;ω;`)もう、現実逃避して更新しますね(( (2015年5月30日 12時) (レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
くろは(プロフ) - テスト返し嫌ですよね!わかります!けれど、落ち込まないで元気出してくださいね!応援しています! (2015年5月30日 12時) (レス) id: b555f53452 (このIDを非表示/違反報告)
桜文(プロフ) - くろはさん» おおおお!2回目のコメントありがとうございます。天使や。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。誰からも来ないと思ってましたから。これからもよろしくお願いします(●´_ _)ペコ (2015年5月17日 23時) (レス) id: 0ff1bb9130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜文 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3A%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%8...
作成日時:2015年5月6日 16時