コイン８８こ ページ44
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一次試験終了後ー…
通過者は名前が呼ばれないからヒミコちゃんが
通ったか通ってないのかわからない状態で
待機室をウロウロとする。
「燕尾さ〜ん！」
『！ヒm… ｺﾎﾝ… う、現見さん！』
よかった、ヒミコちゃん通過してた…！
本名で呼びそうになったのを飲み込んで、
その姿の子の名前で呼び、ハイタッチ。
『良かった、落ちてたらどうしようって思った…。』
ヒ「結構ギリギリでね…。」
はぁ、と息をついてヒミコちゃんは近くのテーブルの
飲み物を手に取った。
『何か情報を集めてたりしたの？』
ヒ「情報…ねぇ……ふふっ。」
『えっなになに？？何かわかったなら教えてよ〜。
……って、えと… ヒ…現見さん、ホントに何したの？』
アレ…と指さした先は、緑谷君達がいるグループ。
峰田君と上鳴君もいる時点で何かよからぬ事を
話しているのはわかる。
寮生活してたら女子からそういう事を聞くから。
ヒ「彼？彼はねぇ…。」
フフっと笑って手を振るヒミコちゃん。
そしてより一層うるさくなる彼ら。
『…ホントに何があったの…。』
ヒ「会話をしたのは緑谷君だけだよ？」
:
:
何やかんやしてたら二次試験説明のアナウンスと、
ジリリリリと警報がなった。
内容は救助演習と言ったところか…。
……。
『…どうしよう、現見さん…。』
ヒ「うん？どうしたの？」
『わっ、私… 救助練習とかしたことない…
とむ… 彼らも、そんな内容は教えてくれなかった…。』
ヒ「あちゃ〜…。」
『破壊なんて、え、更に悪化させない？
しかも…人、いるし…。』
まだ器用に扱えないこの個性。これならいっそ
戦闘の方が良かった。
『一緒に行動出来ないかな？それはやばいかな？？』
ヒ「うーん…難しいね。」
『そ、そうだよね…。』
アワアワしているうちに皆はこの開けた待機室から
飛び出して行ってしまう。
お「Aちゃん！とりあえずクラスの皆で一緒に
動こうとー…って、あ……。
…そ、その子と動く予定？」
ヒ「ううん、少し話していただけ。
行きなよ、燕尾さん。」
『あっう、うん…。行こう、お茶子ちゃん。』
ヒミコちゃんに何か考えがあるのかわからないけど、
従っておこうと思ってお茶子ちゃん達と
合流することにした。
でも、お茶子ちゃん何でヒミコちゃん…現見さんを見て
顔を歪めたんだろう。
一次試験で何かあったのかな。
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ノア - めちゃくちゃ好きです！続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきます！素敵な作品ありがとうございます！ (2020年12月20日 19時) (
レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
もも - はじめまして。ずっと見ていたのでお久しぶりの更新で嬉しいです！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: dbdf35de30 (このIDを非表示/違反報告)
綺菜(プロフ) - せらののさん» ありがとうございます！ひいいい更新止めてしまい申し訳ないです(泣)がんばります！！ (2019年8月6日 22時) (レス) id: dbcee5efbe (このIDを非表示/違反報告)
綺菜(プロフ) - ますくれもんさん» ありがとうございます！フランちゃんは俺の嫁((((((可愛いを具現化したもの…ｯｯ！！！ (2019年8月6日 22時) (レス) id: dbcee5efbe (このIDを非表示/違反報告)
ますくれもん - フランちゃんだ！ｶｧｲｲﾖ！！！ (2019年5月29日 23時) (レス) id: 35498019b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺菜 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/tayutauayalis1/
作成日時：2019年3月4日 18時
