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#114 休み時間 ページ40

ちょうどチャイムが鳴り、1時間目は終わった。1,2時間目の間には、10分の休憩がある。


彩は、嫌な予感がして、早足に教室から出ようとした………が、



「ねえあーやちゃぁーん?何、逃げようとしてるのぉ〜?」

「あはは、巧クン。逃げようとしてないから、手、話して。」

「ヤダ」

「痛い。」



2人とも、満面の笑みである。


巧は、後ろをホラと言ってクラスの方を向く。


「なぁ、彩って、どんな異能力なんだぁ!?」
「教えて、彩ちゃん!!」
「興味あるな。」


巧の肩越しに彩は、クラスメイトを覗く。

くりっくりの黒目を持つ、足が取り柄の拓馬が鼻息荒く聞き、目をキラキラ輝かせた、イケメンの響が聞き、眼鏡をクイッと上げ、鋭い目で睨んでくるのは、数学だけは出来る、英だった。

彩の顔からは、どんどん血の気が引いていく。
顔が引きつって行き、逃げようと後ろに下がるが、壁。

持ちの俊敏性で逃げようとしても、ドンッと言う音がして。ヒュッと喉を鳴らして、前を向けば、逃がさないよ?とでも言いたそうな巧が、所謂壁ドンしてた。

周りは、「ヒューヒュー!!」とはやし立てるが、正直言ってそんな余裕無い。


彩は、「こりゃもう勝ち目ないな」と、胸の中で密かに手を揃えて、クラスメイトの輪の中に入っていった。




「言っとくけど!全部は教えないからね!!」




大きな声で、宣言した。

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紅月彩(プロフ) - 水無月鈴風さん» ありがとうございます!!更新がんばります! (2018年5月21日 16時) (レス) id: 12d23b88e4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月鈴風 - めっちゃ面白いです!これからも、更新頑張ってください! (2018年5月21日 12時) (レス) id: f30372dcff (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - 鵲 昴さん» 説明無しの俺氏←←大丈夫だよー (2018年5月11日 6時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 紅月彩さん» そーなんだ!ごめんね (2018年5月11日 6時) (レス) id: d8d70887c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - 鵲 昴さん» あぁ、アレ、アレで合ってるよ。一宮咲夜で、咲くだから、桜で桜ノ宮なの。偽名、偽名 (2018年5月11日 5時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅月彩 | 作成日時:2018年4月8日 14時

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