冬空の星3★ 【イナズマイレブン】 (ページ36)

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Episode.69【★★】ページ36

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機内ではみんなが色んな話をしていた。
わたしもそこそこお話をして、トランプして。
最初は怖かった飛行機も、だんだん慣れてきた。
下を見るのが怖かったけど、もう大丈夫。
窓から覗いてみると、青い海が広がっていた。
高すぎるからか、お日様で煌めく波は見えない。
それとも海の真ん中って、波とかないのかな？

「楽しみですね、ライオコット島」

「そうね…！サッカーのためだけの島なんて！」

「普通に観光するにもいい場所ですしね！」

わたしも正直、観光も楽しみかも…

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「着いたー！！」

上陸！ライオコット島！
日本との時差は6時間ほどで、まだまだ午前中。
キャラバンに乗り換えて、日本エリアにある宿舎を目指す。

途中、色んなエリアを通った。
どこもその国の雰囲気が感じられて、なんだか世界旅行ツアーをしてるみたいだった。

イタリアエリアを通りかかったとき、サッカーの練習をしているチームを見かけた。
知ってる。あれはイタリア代表の「オルフェウス」。
日本だけじゃなく世界のサッカーも漁っていたのでよく知っている。
わたしのイチオシ選手は、イタリアの白い流星、フィディオ・アルデナ。
本物は、また一段とかっこいいなぁ…

【ルート分岐更新をお楽しみに…！】

流星といえば、ヒロトくんも流星のストライカーってどこかで呼ばれてるよね。
イタリアの白い流星と、流星のストライカー…か。

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しばらくして、わたしたちが生活をする宿舎についた。
日本エリアはどこか安心するような街並みでホッとした。
宿舎も日本らしく、素晴らしいと思った。
さっそく部屋割りをして、荷物を崩す。
窓から海辺が見えていた。
あとでちょっと、潮風に当たってこようかな？

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夜ごはんが終わってから、海にいってみた。
静かに押し寄せる波の音だけが響き、月が青白く光って、水面を照らしている。
星も空全体にラメを撒き散らしてしまったかのように輝いていて幻想的だ。

「あれ…？Aちゃんも？」

「…ヒロトくん？」

「やぁ。隣、いいかな」

ぼんやり水平線の向こうを見つめる。
特になにを話すわけでもない。

「なんか、遠いところに来た感じしないね」

「日本エリアは本当によく作られてるね」

そんな当たり障りのない話だけ。

「世界との試合、楽しみだね」

「あぁ。Aちゃんも、ずっと応援しててね」

「勿論。応援してる」

それだけ話したあと、2人はわかれた。