【ジョジョの奇妙な冒険】妖祓いとスタンド使い《壱》

十五話 ページ17

護符や数珠などの仕事道具を手に家を出た。
一度来たことのある場所は大体覚えている。


『相変わらず良い日本家屋だなあ...。』


まあ、こんなに立派で大きな日本家屋があれば大体の人の印象に残るだろうが。

今日は誘われてきた訳ではないので、門を潜る時に謎の緊張に襲われた。
妖相手ではそうでもないのに人間相手だと大分ビビりになってしまっているようだ。


玄関まで着いた。
若干震えながらも大きく声を出す。


『ごめんくださーい！』

「ハーイ！」


....聞いたことがある声な気がする。
この声は確か空条君が救急箱を持ってくるように頼んでいた人の声だったような。


ガラッ、と勢い良く戸が開いた。


「まあ、可愛い娘！何か用かしら？」

『あ、妖祓いの者です。依頼者の空条ホリィさんですか？』

「貴女が!?凄いわ！こんなに若いのに!!」


キャーと一人で盛り上がりはじめるその人。
この人、ホリィさんじゃないのかな...。


「私が空条ホリィよ、さあ上がって！」

『あ、ホリィさん...。失礼致します。』


ホ、ホリィさんだった。
お若い方だけど、おいくつなんだろう。
空条君との関係が気になる。


「それにしても若いわね〜、おいくつなの？」

『17歳です。』

「まあ！承太郎と同い年なのね！」

『あ、同じクラスです。』

「そうなの!?凄いクラスメートがいるのね！」


まあ、空条君は私の仕事のこと知らないでしょうけど。

ホリィさんが楽しそうに空条君の話をする。
いい人だなあ。
空条家っていい人ばかりなのかな。

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