九話 ページ11
私は今、非常に焦っている。
妖祓いは冷静さを失ったらその時点で負けだ、と知り合いに言われていた気がする。
相手は妖ではないが。
妖並に、というか妖以上に厄介だ...。
これはもう、正直に、言うべきか....??
「どうした、言えねえなんて言うなよ。」
『ですよね...。』
「こっちは書くもの貸してやってんだぜ。それと傷の手当もしたな。」
『うっ』
空条君が怖いです。
この人脅してきます脅迫怖い！
何が何でも言わせる気だ...。
「...お前は恩を仇で返すようなやつだったか？」
『....わかりました、もう...。』
駄目だ、怖いし疲れる。
信じないなら信じないでいいや。
さっさと護符を書きたい私の心はどんどん粗くなっていく。
本当は門外不出...あーもう知らない。
『...護符です。』
「あ？なんだそれ。」
『お守りのお札みたいなものですよ。』
「ほう...。」
...やっぱり、まだ疑われてる？
空条君の目が鋭いままなのでまた冷や汗が垂れる。
『あの、もういいですか？書きたいので。』
「...ああ。」
まだ疑いの眼差しを向けてくる空条君。
本当なんでこっち見ないで集中できない...。
どうやら私は、人を避けて生きてきたので凝視されるのにめっぽう弱いようだ。
新たな発見に私は顔を引き攣るしかなかった。
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不登校の自殺志願者 - 次への扉 ページ50のとこで、「この優しい口調はっ！？まさかっ！？」ってなりました！！何て言うか、物語の進め方がすごいんですよね！すごく面白いです！ (2019年3月10日 13時) (
レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 雷獄丸さん» そうですか！そう言っていただけるとこちらとしても書きやすいです！！コメントありがとうございます！ (2017年8月27日 20時) (レス) id: 8c44b8d3b9 (このIDを非表示/違反報告)
雷獄丸(プロフ) - 夏目友人帳くらいわかるよぉ！wもぉwこれからの頑張ってくださいねぇ！w (2017年8月14日 11時) (レス) id: bbb567e10b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます！雑鬼はわたしも大好きなのでどんどん絡ませていきます！可愛さが伝わって良かったです！ (2017年8月11日 17時) (レス) id: 51648f87ce (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 雑鬼が可愛すぎてやばいです！雑鬼との絡みをもっとお願いします！ (2017年8月10日 20時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魏杏妖遊 | 作成日時：2017年2月26日 20時
