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ぱち。









ふと目が覚めてしまった。まだ朝の4時。








(うう、目がしょぼしょぼする…)







なんで……あそっか
昨日も泣き疲れてそのまま寝たんだっけ…。









腫れた目を冷やすように顔を洗うと頭が覚めてしまって、2度寝するにも流石に寝付けなかった。









(作業しよう…)
そう思いながら何かないかと冷蔵庫を漁る





『うわ…なにもない』
本当になにもなくて思わず声が出た。








仕方ないと気分転換も兼ねてコンビニに行くことにした。









________
_____








外に出るとまだ少し薄暗く肌寒い。息を吐くと少し白い息が出る。









これくらいの気温がなにかと好きだったりするので、少しゆっくりと歩く









日が昇るのが早いのか、さっきよりはだいぶ明るくなってきた









さっきよりも周りが見やすくなって誰か歩いてくるのが見える。









…微かにヒールの音が聞こえるから女の人だろう。真っ赤なヒールを履いている。









(こんな朝から仕事?帰りかな?大変だなぁ)
そう思いながら歩いていると女の人はもう目の前まで来ていた。









__シャンプーの匂い









(あぁ、そういう仕事の人か)
ふわりと漂ってきた匂いに、ふとそう思った









その時、いつもは下を向いて通り過ぎるのに何故か僕はその人の顔を見ようと顔を上げていた。









すると向こうもこっちを見ていたらしく、








目が









合った

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , 銀我一等星   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:銀我一等星 | 作成日時:2016年8月25日 11時

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