５話 月斗side ページ8
講堂に着き真由美と別れて席を探す
席の指定は無いから空いている席を見つけて適当に座ることにする
そう思い会場を見渡せば１つ気付くことがある
前半分は一科生
後半分は二科生
綺麗に分かれている
ここまでくると感心してくる
そんな事は俺にはどうでも良くて、１番後ろの方に座る
周りはどんな人がいるのかと見渡せば、通路を挟んだ席に司波さんがいた
「さっきぶりだね司波くん」
「あぁ…」
「隣に行っても？」
「どうぞ」
俺が司波くんの隣の席に行こうとした時止められ、なんだろうと思っていれば隣に移動してくれた
「ありがとう」
「いや、そういえば前に行かなくていいのか？」
「ん〜？差別意識の高い人ってあんまり好きじゃないんだ」
見下す人も嫌いだけど、それよりも自分を下に見る人の方が嫌いだ
「そうか」
「あの…隣空いてますか？」
話がひと段落したところに、メガネを掛けた女子生徒が話かけてきた
メガネなんて珍しいなぁ
「あぁどうぞ」
席はまだ空いているのに、隣に座ることなんてないのにっと思っていれば
女子生徒の後ろから手が伸びてきた
「よかった〜！一緒に座れるね！」
「わ！」
２人で座りたかったのかと納得する
「ありがとう
私、柴田美月っていいます」
「司波達也です」
「夜神月斗 よろしく」
あらためて見てみると、柴田さんのメガネには度が入っていない
もしかしてーーーーーー
「あたし千葉エリカ！よろしくね司波くん 夜神くん！」
かなり静かになっている講堂に千葉さんの声はかなり響く
その事に本人は気付いてないらしく、気付いた司波くんと顔を見合わせ苦笑をする
「チバにシバにシバタって語呂合わせみたいで面白いね」
「あぁ苗字？」
「そ！」
それにしても千葉って数字付きか？
たしか千葉には俺と同じぐらいの女の子が居たような気がするけど……
そうなのか？？
「静粛に！
ただ今より国立魔法大学付属第一高校 入学式を始めます」
入学式は時代の流れにより、国歌などは歌わなくなったが校長の話が長いのはいつの時代も変わらない
自分の自慢などされても、覚える気もないし知識としても必要じゃない
っというより直に会って話をすることなんて一生無いはずだ
「続きまして新入生答辞 新入生代表司波深雪」
練習ではまったく聞いていなかったけれど、どんな挨拶をするんだろう
ちょっと楽しみかもしれない
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忘者(プロフ) - 更新お疲れ様です!!伏見さん今後もいい味出してきそうですね( ´∀｀) (2014年11月12日 23時) (
レス) id: e512e78b03 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 作品おもしろいです (2014年11月12日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
涼輝(プロフ) - ロンさん» 読んでいただいてありがとうございます！真由美可愛いですよね(o･v･)♪ (2014年11月12日 1時) (レス) id: f6c78cc0a9 (このIDを非表示/違反報告)
涼輝(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！ (2014年11月12日 1時) (レス) id: f6c78cc0a9 (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 涼輝さん» はじめまして読ませていただきましたが面白いです。真由美が可愛い(´▽｀) (2014年11月11日 23時) (レス) id: 38fdf02204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼輝 | 作成日時：2014年9月18日 17時
