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4話 月斗side ページ7

「あの人誰?摩利さんには名前しか聞いてないんだけど」

「生徒会副会長よ
生徒会のメンバーぐらい頭に入れておきなさい」

講堂から少し離れた所で真由美の手を離す

副会長ねぇ………

「人に興味無いもん」

興味もなにも、真由美がいなければ第一高校には入学してない

その前に高校自体に行ってないだろう

不合格になってしまった人に少し申し訳ないけれど……

「興味無いとか言っちゃダメよ」

「どうせ俺の後ろにある権力目当ての人ばっかりだからね そんな人達に興味はないよ」

「確かにそうね……」

それを最後に沈黙が流れる

それでも足は止めずに歩き続ける

そこに端末が10分前だと知らせるアラームが鳴った

「そろそろ戻ろうか」

「そうね あら?あそこの人……」

真由美が指さした方を見ればベンチに座っている1人の男子生徒がいる

なんか見たことあるなぁと考えていると真由美が男子生徒に向かって歩き始めた

まぁそれに俺も着いて行くわけです

「そろそろ会場に向かった方がいいですよ」

「すいません、すぐに………」

CADが見えたのか、男子生徒の動きが止まる

CADわ学内で常時携行していい生徒は生徒会役員と特定の委員会メンバーのみ

「あ、名乗ってませんでしたね
私は第一高校生徒会長 七草真由美です」

生徒会長と七草どちらに反応したかはわからないけれど、男子生徒はびっくりしたような顔をした

「自分は司波達也です」

「え!?あなたがあの司波くん!?」

あれ?新入生総代の子も司波じゃなかったっけ?

もしかして双子か?

でもあんまり似てないしなぁ

「入試7教科 平均点96点!
特に受験者平均が60点代だった魔法理論と魔法工学で満点を取った あの司波達也くん!」

へ〜凄い!

真由美のデータも凄いけれど、その中身がより凄い

魔法理論と魔法工学が満点取る人とか初めて見るよ

「ペーパーテストの成績です ここは魔法科高校
どんなに点数が良くても実技がからきしでこの通り」

司波が指差したところは自分の胸元

そこにはエンブレムが無い

「真由美そろそろ時間がヤバイよ」

「わかったわ」

「そちらは?」

「自己紹介してなかったね
俺は夜神月斗 司波くんと同じ新入生よろしく」

軽く握手を交わす

「じゃ俺はこれで」

真由美に一礼して会場へと足早に向かう司波くん

「真由美、新入生総代の子も司波だよね?」

「兄弟らしいわよ
兄が4月で妹が3月生まれ」

「へ〜珍しいね」

「そうね」

5話 月斗side→←3話 月斗sid



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忘者(プロフ) - 更新お疲れ様です!!伏見さん今後もいい味出してきそうですね( ´∀`) (2014年11月12日 23時) (レス) id: e512e78b03 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 作品おもしろいです (2014年11月12日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
涼輝(プロフ) - ロンさん» 読んでいただいてありがとうございます!真由美可愛いですよね(o・v・)♪ (2014年11月12日 1時) (レス) id: f6c78cc0a9 (このIDを非表示/違反報告)
涼輝(プロフ) - まやさん» ありがとうございます! (2014年11月12日 1時) (レス) id: f6c78cc0a9 (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 涼輝さん» はじめまして読ませていただきましたが面白いです。真由美が可愛い(´▽`) (2014年11月11日 23時) (レス) id: 38fdf02204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼輝 | 作成日時:2014年9月18日 17時

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