【ONEPIECE】紅色の拳銃使い（男主） (ページ18)

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17,ルフィvsベラミーページ18

ベラミーはルフィの顔を見て馬鹿にしたような顔で話しかけた。

｢……さっきまでお前の噂をしていたトコさ…俺に用か！！？｣

｢そうだ、ひし形のおっさんの金塊を返せ！！！｣

｢今日はよくクリケットの名を聞くなァ…返すも何も…アレは俺が海賊として奪ったんだ。海賊のお前にとやかく言われる筋合いはねェハズだ。｣

｢あるさ。おっさん達は友達だ！！だからおれが奪い返すんだ！！！｣

ベラミーはルフィの言葉を聞いて笑いだし、ルフィを腰抜けと言った。
…ベラミーは腰抜けの意味が分かってんのかァ？というか昼の事って何だ。

次の瞬間、ベラミーは能力を使いルフィに襲いかかった。

｢友達だって！？そういやあのジジイも大猿共も、そこに立ってるガキも…おめェらと同類だな。400年前の先祖のホラを信じ続ける生粋のバカ一族だ！何が〝黄金郷〟！！？何が〝空島〟！！？夢見る時代は終わったんだ海賊の恥さらし共！！！！｣

ベラミーはそう言いながら壁をバネの様に跳ね続ける。

｢そこのガキも俺には勝てやしねェ！！！夢見る奴らは俺のような強者の海賊には一生勝てやしねェのさ！！！｣

ンだとこのバネ男…！！！黙って聞いてりゃルフィやおやっさん達の悪口ばっかり言いやがって！！！

その時、俺はルフィの手がゆっくり動き始めたのを見た。

｢あばよ！！麦わら！！！！｣

次の瞬間、地面に叩きつけられてるのはルフィではなく、ベラミーだった。

い、一撃……。ルフィがここまで強かったとは思ってなかった。すげェ……。
俺はとりあえず店の中に入って机に置いてある金塊を回収しに行った。

俺、ルフィたちと冒険したいっていう軽い気持ちでいたけど、割とやべェ奴と旅する事になってるねェかァ……？俺が仲間になっても良いんだろうか…。

俺はそんな思いを抱えながらルフィのいる外へ出た。

｢ルフィ！！！｣

｢おお、A！金塊あったか？｣

｢ああ｣

外に出ると先程までいた野次馬たちはほとんど居なくなっていて静かになっていた。

｢オイ！待てよ、ガキ！麦わら！｣

声をした方を見ると、サーキースが目を覚ましていた。あいつタフだなァ…。

｢まだ俺との勝負が着いちゃいねェだろ！！！さァもう一度かかってこい！おい麦わら！！どこ行くんだ！！！！｣

｢どこって…空｣

ルフィはサーキースの方に振り返りそう言った。
サーキースは腰を抜かしたのか後ろに倒れ込み、そのあと俺達に声をかけることはなくなった。