会議は踊る、進むかは不定。 ページ18
１９時を過ぎたこの時間。夕食も終わり、各々が自由に過ごすリビングに、吉良さんの声が響く。
「今から話し合いの場を設ける。」
言い放たれたその言葉に、本を読んでいたDIOさんも、ソファに座って動物番組を見ていたカーズさんも、スマホを操作していたディアボロさんもきょとんとした顔で吉良さんを見た。
「話し合いだとォ？なぜこのDIOがそんなものに参加せねばならんのだ」
「うるさい強制参加だ。」
渋々といった感じで皆さん自分の席に座る。
私は内容に関しての大体の検討はついているので、特に何も思わず話を聞く。
「…まず先に聞いておくが、お前らはこの家に居候させてもらってるという自覚はあるか？」
「「無い」」
「一応はある…か？」
即答の人外ズと疑問系のディアボロさんの返答に対して、吉良さんは大きなため息を吐いた。
「そもそも無い２人は自覚を持て、そしてディアボロはあるなら少しは家事を手伝え。ほとんど私とこの子が家事をしているじゃあないか…ッ！」
現状、確かに家の中の家事は私と吉良さんがこなしている状態だ。
そういえば、最近は人数が増えた分、やる作業量も増えてきて少し大変になってきていたな…。
「今後はお前達にも家事をしてもらうからな。その為に当番を決めてもらう。」
ああ、やっぱ当番の話ね…。予想的中。
カーズさんの視線がテレビにいっていることに気づいた吉良さんはリモコンの電源ボタンを押して、テレビを消した。
「はあ、仕方がない…、何を手伝えば良いのだ？」
若干上から目線のカーズさんに苦笑しながら、案を出す。
『…じゃあカーズさんとDIOさんは掃除、ディアボロさんが皿洗い、私が洗濯でどうでしょうか？
この中で料理できるのって…』
「吉良とお前だけだな」
「DIOにやらせるとキッチンが爆発するし、カーズは調理前の材料食べるし、ディアボロは論外だな。何しても死ぬ。」
…メンツがあまりにも事故編成すぎる。
『なるほど…では料理は今まで通りでいきましょうか。』
「お前ら異論は無いな？」
全員が納得する結果に収まり、会議は無事解散となった。
土曜日の朝の着替えと奇声。→←お客様の中に話上手な方はいらっしゃいますか。
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虎鞠(プロフ) - クロノトさん» コメントありがとうございます！！最近更新できてなかったのほんと申し訳ないです…！！少しでも更新頻度上げられるようになるべく頑張ります！！！！ (7月24日 0時) (
レス) id: d0825d4be8 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - つづき楽しみです頑張ってください (7月21日 17時) (レス) @page47 id: 1666289728 (このIDを非表示/違反報告)
3秒坊主のけろ(プロフ) - 虎鞠さん» 更新楽しみにしてました‼︎ ありがとうございますｯｯ (2023年5月2日 19時) (レス) id: 84349eceeb (このIDを非表示/違反報告)
虎鞠(プロフ) - 3秒坊主のけろさん» コメントありがとうございます！！長らくお待たせいたしました！！更新再開でございます！！頑張ります！！ (2023年5月1日 22時) (レス) id: 527b3f6499 (このIDを非表示/違反報告)
3秒坊主のけろ(プロフ) - もう全部好きですｯｯ、何日でも待ちますのでゆっくり更新して行ってくださいｯｯ (2023年3月21日 14時) (レス) @page30 id: 84349eceeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虎鞠 | 作成日時：2022年12月7日 23時
