【ツイステ】あ～も～だからダメなんだってば！！！！！ (ページ4)

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「全て僕が正しいのに…周りに頼れ…？

バカバカしい、君も僕を分かってくれないじゃないか…！！

もういい、みんなみんなめちゃくちゃにしてやる！！！」

寮長の言葉と共に、バラの木がさらに威力を増して
こちらへ向かって飛んでくる！！

＿＿＿＿＿＿だめだ、全然届かない…！

＿＿あたしの言葉は彼に届いてない…！

＿＿＿＿＿＿＿こうなったら…！！！

「エース！デュース！みんなで寮長を力づくで止めよう！！！」

あたしは2人に叫ぶ。

「力づくでって、お前魔法なんて使えねぇじゃねぇか！」

「人間が魔法使いに勝てるわけないだろ！？」

「魔法が使えなくたってあたしは戦える！！！」

＿＿＿＿＿あたしにできることは、きっと…

＿＿＿寮長を説得し続けることだけだ！！！

あたしは＿＿寮長へ向かって叫んだ！！

「寮長！あたしとお話しよう！！

寮長全部の気持ち、あたしに教えて！！！

あたしがその悩み、全部解決させてみせるから！！！！」

「ダメだ！！危なすぎる！！！A！！！」

引き止めるデュースを他所に、あたしは少しずつ寮長へ向かって近づく。

「誰よりも真っ直ぐに生きてきすぎてしまったんだよ、寮長は」

「…それ以上…近づくな！！！」

「Aちゃん！危ないよ！！」

ケイト先輩の声が後ろから聞こえるが、そんなことには構わない。

「ひとりぼっちで辛かったんでしょ？

本当はあの二人の先輩たちと一緒に元気に遊んだり、好きな食べ物食べたり、…自分のやりたいことが沢山あったんじゃないの？」

「うるさいうるさい！！！」

頭を振る寮長。

周りのバラが少しずつ枯れていく。

枯れ落ちたバラの茎を踏みしめ、あたしはさらに力強く言った。

「今の寮長のやり方は間違ってる。

何でもかんでもルールで縛って、周りの人達の事を考えきれなかった寮長にも責任がある。

だけど、あたしは寮長が全部悪いだなんて思わないよ。

寮長、本当は寮長はどうなりたかったの？

みんなをルールで縛り付けるよりも前に、本当はどうしたかったの？？」

「…………………僕は」

空の色が少しだけ明るくなる

寮長の目から涙がこぼれ落ちるのと同時に、

…………彼の魔法が優しく解かれていく音が響いた。