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予想通り龍が寝ていた医療室に輩が入り込んだ。


それを通知したのはその部屋の警備用品だった。



急いで俺は携帯をとる。







「…嗚呼、樋口か?
落ち着いて聞けよ…?




_____龍之介が襲われた。」




『何ですって!?』



と電話先で叫んでいる樋口。




落ち着けと言おうと思ったら電話を切られてしまった。




黒蜥蜴たちが何とかすると思うが、不安だから俺も車を出す。








「オイ、こんな時間に何処か行くのか?」







俺の執務室でゆったりとしていた中也に聞かれる。

お前等なんで自分の執務室に行かないんだよ。


心の中でそんな事を思いながら苦笑する。







「家族を助けに」





そう中也に言って執務室を後にした。
















「マフィアらしくねェ奴だぜ」







そう笑う中也の声は聞こえないふりをした。





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作者名: | 作成日時:2021年7月30日 17時

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