6話 ページ7
ー蜜柑sideー
さらわれた棗をパーマと追っているといきなり足元から煙が出て来た。
顔を覆っていると服を捕まれ路地裏に
引き込まれた。
振り返るとそこには彩黎ちゃんの仔犬？がいた。
ク【ｷｬｳｷｬｳｯ！】
そう言って手紙とイヤーマフラーを渡された。
ク【ｷｬｳｯ！】
手紙を読むとイヤーマフラーの使い方が書いて
あった。
読み終わるとクロウが倒れた。
うちはクロウを服の中に入れて追いかけた。
すると突然目の前にさっきの車が止まり気絶
させられた。
しばらくして目が覚めるとそこはどこかの倉庫の
ようで前にはパーマ、その後ろに棗と彩黎ちゃんが眠っていた。
そんな事を考えているとパーマが目を覚した。
その後にクロウも目が覚めたようで棗と彩黎ちゃんの頭に触れている。
棗達が起きる間に縄を解こうとして何分か経つと
棗と彩黎ちゃんが目を覚した。
棗『おい、なぜお前らがここにいる。』
蜜『レオのサインを貰おうと探してたら
アンタの病室からレオの声がして覗いたら
いたからこっそり病室に入ってベットの下で
聞いてたんや。』
棗『彩黎は……。』
彩『巻き込まれた……。』
ク【ｷｬｳｯｷｬｳｯ……！】
棗『………水玉。』
蜜『二人を追ってきたそうです……。』
彩『私、やってみる……。』
蜜『彩黎ちゃん、大丈夫なん？』
彩『…………(ｽﾝｽﾝｯ)。
塩と火薬の臭いがする……。』
棗『どこかの倉庫か……。
おい、パーマ。
火薬があるのはどこだ。』
パ『待って………(ｽﾝｽﾝｯ)
ここから2つ離れた倉庫。』
棗『……お前ら、合図したら彩黎を連れて逃げろ。
その間、時間稼ぎする。』
蜜&パ『『分かった！』』
彩『…………。』
棗『………行け‼』
うちは彩黎ちゃんを抱き上げてパーマと
走り出した。
少し離れると彩黎ちゃんが人形に変わっていた。
蜜『彩黎ちゃん!?』
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