シスコン野郎を落とすのなんて無理じゃね？ (ページ10)

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あり得ないページ10

この前フォージャー家でご飯を食べた。姉さんがロッティを誉めて俺は嫉妬に駆られてしまった

ただ最後ロッティの妹のAさんに名前を呼ばれたあたりから、なんか心臓の拍動が激しくて少し苦しい。

まさかあの女俺に水を与える時に何か仕込んだのか。

確かに相手は医者だ可能性は高い。

まぁこの俺にそんな大胆な行動ができるとは驚きだ。すぐに捕まえてやる

「ユーリくんなんか気がたってるけど、どうしたんだい？」

「いや、僕に毒薬を仕込んだ女を調べて捕まえようかと思いまして」

「ユーリ君毒を盛られたのかい？大丈夫なのか？」

「いえ、今も少し心臓がどくどくして痛いですね」

俺が症状を先輩に伝えると、先輩は固まった
まさか俺は深刻な病気なのか、そうなのであれば姉さんに看病して欲しい、

今も先輩は話しにくそうにしている。俺は覚悟しながら先輩の発言を待った

が、それは俺が思っているようなものではなかった。

「お前さん、それ恋じゃねぇか」

は？

俺がロッティの妹に恋をしたと、地球が滅びようとそんなことはないだろう。あの憎きロッティの妹だぞ

「いや、その子に名前呼ばれてどくどく言ってるんだろ、それを恋と呼ばないでなんと呼ぶんだよ」

そう言って、ユーリ君にも春かぁなんて阿呆らしい事を言いながら先輩は去っていった。

いや冷静に考えろ、Aさんは容姿端麗で、勉強ができる。才能もあって努力家なのだろう。それなのに優しくて気配りができる。Aさんの笑顔は正直、、って俺これだけを見たら惚れてるのか、、いやそんなわけない。

何で俺の心臓余計に拍動してるんだよ、、

嘘だろ、俺には姉さんがいるんだ。

俺は姉さん以外の人に惹かれるはずがない。そうだそうだ