シスコン野郎を落とすのなんて無理じゃね？ (ページ9)

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アシストページ9

今日はフォージャー家でご飯をいただきます。黄昏が私の任務が上手く遂行出来る様に家族で集まる機会を作ってくれた。

「兄さん今日はわざわざありがとう」

「いや、別に気にするほどのことでも無い。ユーリ君とは少しヨルさんに対する感情がすごいから、大変だと思うが頑張れ」

なんか従兄さん家庭を持ったからか昔のような表情を時々見せてくれるようになった。唯一の肉親としては嬉しい限りである。

「うまく行くよう頑張るよ」

時間も遅かったのでアーニャちゃんは寝てしまって大人だけの時間となった

「本当に兄さんの料理は美味しいですね。昔から大好きです」

「ロイドさんの料理は本当に美味しいですよね、私もお料理頑張りますね」

「姉さん、ロッティのために料理を頑張るなんて、そんな事しなくても姉さんの料理は美味いよ、、クソロッティめ！」

少し私は混乱した。兄さんをロッティって呼んでるし、この前の料理からしてヨルちゃんは料理うまく無い気が、、、
しかもワインガブ飲みしてるし、、、
兄の方をチラッと見ると気にすんなという顔をしていた

私も気にしないようにして話題を変えた

「ブライアさん大丈夫ですか、そんなに一気にがぶ飲みするような代物でないですよ、これお高いんでしょう？」

「いえ200ダルクほどですので」

「それでも高いじゃないですか、落ち着いてください水を持ってきたので」

そういうと大人しく水を飲んだ。でも私のこの質問で定型文が返ってきた時私たちの敵であることを改めて実感した

「あの私気になったんですけど、ユーリとAさんお互い苗字で呼んでるの硬くないですか？せっかく義理の兄弟になったんですし、、」

「いやでも姉さん、、」

「そうだよ、ヨルちゃん私まだブライアさんとは、、」

落ち着け、ヨルちゃんのナイスアシストを無駄にはしない

「いや、ユーリ君を下の名前で呼ぶの僕はいいと思うけどなぁ」

「兄さん、、」
　

「ほらA」

「ユーリ君、水おかわり入りますか？」
照れてる初心な女の子のように、私の持つ可愛さを最大に活かして、焦るな

「ほら、ユーリAさんに返事しなさい」

「お願いしますAさん」

兄さん、ヨルちゃんありがとうございます