シスコン野郎を落とすのなんて無理じゃね？ (ページ7)

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偶然ページ7

放射線科医として働きながら管理官から任される時間外労働かつ長期任務。まぁ昨今のスパイ狩りブームで何でもかんでも通報しやがって、お陰で人員不足で大変だわ。だから万が一黄昏が捕まらない為に私の任務があるのだけどさぁ、

せっかくの日曜日、癒しを求めてフォージャー家に行くか？いや待て、今フォージャー家ってクルーズ船に乗ってなかったっけ？？
ちょっと従兄さん何休暇貰ってるんですか？それも任務だ？喧嘩売ってんのか

とりあえず雑貨屋さんにでも行こ

これすごくかわいい、アーニャちゃんに似合いそう！あーこれもいいね、楽しい！

あれ？あの人ってブライアさんじゃない？
こんなところで偶然会うなんて、てかあの人1人で何してんの？
気になった私はブライアさんの方に向かった

「お久しぶりです、ブライアさん。フォージャーです、こんなところで会うなんて奇遇ですね、ところで何をしていらっしゃるのでしょうか？」

私が尋ねると若干びっくりした顔をしたと思ったら、面倒臭そうな顔をして、

「姉さんが今接待で頑張っているので、帰ってきたらプレゼントでも渡そうかなと思って来てみただけです」

あー、ヨルちゃんもクルーズ船だったなぁ、いいなぁ

「プレゼント選ぶの手伝ってもよろしいですか？」

「はぁ、、でも女性の意見も聞いときたかったんで、お願いします」

断られると思ってた私は心の中でガッツポーズをした

「ヨルちゃんって綺麗だからなんでも似合いそうですよね」

そう言った途端ブライアさんからの姉自慢が止まらなくなった。言葉ミスったなぁ、、それを嫌がる様子を見せずに30分聴き続けた私を誰か褒めてくれ

「これが1番姉さんに似合うものだな」

にこにこしながらしながら相槌を打っただけで終わった。でもまぁまぁ高いものをスッと購入したのは同い年ながらすごいとシンプルに尊敬した。

「こんな時間ですし、一緒にご飯でもどうですか？」

「そうですね、僕この辺りに美味しい店知ってるので一緒に行きましょうか」

今日の一件で距離が縮まったのを感じた。

ってまって、ブライアさんが連れてきてくれたこのお店あんまり美味しくない事で有名な店じゃ、

「このお店すごく好きなんですよ、すごく姉の作ってくれる料理を思い出すような僕のおすすめの店です」

「そうなんですね、初めて来たので楽しみです」

とは言ったものの、少し笑顔が引き攣りかけてしまった。

その後私がスパイパワーを駆使して乗り切ったのはいうまでもない