帰り道 ページ20
家に着いた
帰り道の記憶は正直曖昧だ。
ただちょっと最後いじわるして
「今日一日ありがとう楽しかった、、あとこれからよろしくお願いします」
そう言って抱きついてみた
いくら惚れて馬鹿になったスパイとはいえ、新米の秘密警察より経験はある
ユーリ君の反応は思ったよりよかった
私から告白しようと思ったけど、向こうからしてきたのは意外だったなぁ
任務だと言うことは忘れないように
案外1人だと冷静になれるな
惚れた腫れただの思ってたけど、1人になるとこうも落ち着くのは我ながらゾッとする
少しだけやっと人並みの幸せを楽しめるかと思ったけど、そう簡単にはいかないのが悲しくなった
ユーリ君といる時は普通の女の子になれたのになぁ
所詮ただの利用相手、黄昏の身の安全の為に私がいるだけ
結局あいつだってあんな綺麗事話したけど、私か妻役のどちらか1人しか助けられない状況だったら貴方を見捨てるのよ
そして貴方が色恋だのなんだのしてヘマしたらお父さんやお母さん、兄さん、叔母さまのような事が起こるのよ
そうだったね
私はさっきまでのことが嘘のように、医者の仕事とスパイの仕事に取りかかった
仕事に取り掛かったらいつのまにか朝になっていた
シャワーでも浴びるか
鏡に昨日貰ったネックレスが写った
一瞬なにか思ったけど、気にせずネックレスを取り、ケースにしまった。
多分標的は私との関係は言わずも上司にバレるだろう。あいつらの職業柄、私の身辺調査は細かく行われるだろう
念には念を
「もしもし、もじゃ」
「、、、どうした」
「朝早いけど、今から行くから」
それだけ伝えて電話を切った
簡易的な変装(普通に高レベル)をしてもじゃの元へ向かう
「Aお前人使い荒いぞ、そんなんじゃ落とせるものも落とせないぞ」
「気にしないで、あと今はヘルマ・レーレだから」
私が伝えるともじゃはハッとして態度を変えた
「ヘルマ要件は」
「あっちの情報なんでもいいから取れるだけ全て頂戴」
「なんで今更」
「あの子今やっている仕事が上手くいったからね」
そう言ったら全て察した
「あとわたしの情報って裏でも流失してないわよね」
「あたりめーだよ、お前さんとこのやつ取れるわけねーだろ」
「じゃあよろしくね」
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kaori - 面白いです!更新頑張ってください! (1月5日 14時) (レス) @page22 id: 4e118e04d2 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 設定 ユーリ妹ww (2023年4月9日 11時) (レス) @page1 id: a6b91f29d4 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます、ミスってました (2022年6月27日 18時) (レス) id: 9ec3a12c2a (このIDを非表示/違反報告)
絵 - オリジナルフラグたってますよ〜 (2022年6月26日 19時) (レス) @page9 id: cfb8f06f65 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - オリ〇ナルフ〇グたっていますよ (2022年6月26日 18時) (レス) id: b328ff78c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たこやき | 作成日時:2022年6月19日 3時