それぞれの場所で ページ22
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『 雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連!』
ドドドドドドン!!
『 禰豆子ちゃんは俺が守る 』
「 はっ…はやい…かっこいい…!!」
善逸の早すぎる斬撃に心を奪われたA。
だったが…
『 守るっ、フガフガっ…プピー 』
「 ・・・ 」
いや寝てんのかい。
しかも " 禰豆子ちゃんは俺が守る " って…
助かったけども!
かっこよかったけども!
なんか…なんか腹立つ…!!
『 うーん!!
うたた寝している間に
こんな事態になっていようとは!
よもやよもやだ!』
「 煉獄さん!」
『 柱として不甲斐なし!
穴があったら
____ 入りたい!!!( クソでかボイス ) 』
「 ・・・ 」
デカいんだよ、デカいんだよ声が!
不甲斐ないのも
穴があったら入りたいのもわかるけど!
『 光の少女!!』
「 はっ、はいっ!!」
『 こうしよう!
この列車は8両編成だ!
前方2両を黄色い少年と竈門妹が、
後方2両を君が、
そして間の4両は俺が守る!
鬼は 竈門少年と猪頭少年に任せよう!』
煉獄さん1人で4両を…!?
煉獄さんは鬼の所に行かないの!?
「 煉獄さんは鬼の所に行かないのですか!?」
『 恐らく 竈門少年たちの方が鬼の位置に近い!
猪頭少年の力で頚の位置は特定できるだろう!』
「 なるほど… 」
確かに炭治郎たちはもう
前方車両の方にいる。
わざわざ場所を入れ替わる必要もない。
煉獄さんは、
柱でもない
階級が全然下の私たちでも信頼してくれてるんだ。
『 俺は竈門少年と猪頭少年に伝えに行く!
あとは頼んだぞ!』
『「 はいっ!!」』
『 ムーッ!!』
「 じゃあ善逸くん、禰豆子。
気を付けてね!私は後方車両に行く 」
『 ムン!!』
パシッ…
背を向けて走り出そうとした瞬間
腕を掴まれた。
「 善逸くん…?」
『 Aちゃん… 』
振り向くと、寝ながらも
心配そうな顔をしている善逸くんがいた。
私が1人で2両を任されてるから
きっと心配してくれてるんだ。
「 私は大丈夫。禰豆子を守ってあげて 」
私は大丈夫。
こんな所で負けていられないから。
覚悟を決めて、後方2両に向かって
私は走り出した。
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mini(プロフ) - stereogirlさん» コメントありがとうございます(T_T)!更新頑張ります!! (2020年4月20日 21時) (レス) id: 91678dce2b (このIDを非表示/違反報告)
stereogirl(プロフ) - 強い女子と善逸くん、大好きな組み合わせです(笑)続き楽しみにしてます! (2020年4月20日 19時) (レス) id: ebd32c96af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年4月12日 20時