検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:116,840 hit

ヒーロー我妻 ページ12

.




「 む、無一郎…?」





ドンッ!!



とうとう壁と無一郎に挟まれ、
無一郎の両腕は勢いよく壁に。





『 僕にしなよ 』





まだまだ歳下の子どもだと思っていた
霞柱様は、完全に一枚上手だった。





『 僕の方が 我妻より強いし、
Aを幸せにできるよ?』



「 ちょっと待ってよ無一郎… 」





私に答える隙も与えないかのように
今度は無一郎の顔が近付いてくる。


待って、これってまさか…


どうしよう…!
私、したことない…!



押し返そうにも さすがは柱、
まったくビクともしない。



そしてどうにも抵抗できないまま、
口と口が触れてしまう寸前…





『 ちょっと 待ったぁぁぁぁぁ!!!』





ものすごい足音と共に
汚い高温の声が キーン と聞こえてきた。





「 この感じ…善逸くん…?」



『 やめろぉぉぉぉぉ!!!』





無一郎に殴りかかるが
さらりと避けられ、顔面強打。出血。





「 善逸くん!」



『 チッ… あと少しだったのに 』





舌打ち!?怖っ!
裏の顔だ… これは怖いって言われるでしょ…



顔面の出血なんてお構い無しに
すぐに立つ善逸。





『 おい!お前!

お、お、俺の…俺のっ、Aちゃんに
くっ…口付けをぉぉぉぉ!!!』



『 まだしてないよ。
君のせいでしそこねた 』



『 しようとするな!!
俺だってしたことないんだぞ!』





…当たり前だよ。





『 やだ!Aちゃん何その顔!やめて!!』





ギャーギャー言う善逸に参ったのか
無一郎はまたため息をついた。





『 うるさいヤツは嫌いだよ。

また会いに来るね、A 』



「 うん… 」





そう言って頭を撫でて帰っていった。


大人になった無一郎に
ドキドキしてしまったけれど、

小さい頃の無一郎はもういないのか
そう思うと少し寂しくもなった。





『 Aちゃん 大丈夫!?
何にもされてない!?』





私の両肩を持って
ぐらんぐらん揺らす善逸くん。





「 さっ、されてないよ…
大丈夫だから 揺らさないで… 」



『 あ!ごめん!』





とは言え、善逸くんが来てくれて
助かったのは事実。

あのままだったら
初めてを無一郎に奪われるところだった。





「 来てくれてありがとう。助かったよ 」



『 ううん、あの…邪魔しちゃった…?』



「 へ?」






善逸くんのまさかの発言に
目が点になってしまった。






.

勘違い→←時透無一郎



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mini(プロフ) - stereogirlさん» コメントありがとうございます(T_T)!更新頑張ります!! (2020年4月20日 21時) (レス) id: 91678dce2b (このIDを非表示/違反報告)
stereogirl(プロフ) - 強い女子と善逸くん、大好きな組み合わせです(笑)続き楽しみにしてます! (2020年4月20日 19時) (レス) id: ebd32c96af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mini | 作成日時:2020年4月12日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。