勘違い ページ13
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『 ううん、あの…邪魔しちゃった…?』
「 へ?」
邪魔って?
私は善逸くんが来てくれて
助かったって思ってるんだけど…
『 いや、ついつい俺が嫌で
割って入っちゃったけど…
Aちゃんは、その、、
アイツとしたかったって
思ってたのかなって…』
「 えっ!?
いや、私は善逸くんが来てくれて
助かったの。
したかったわけじゃないから… 」
私が力及ばずで
あんまり抵抗できてなかったし、
テンパって固まってたのもあるけど…
受け入れてたって思ったのかな。
…それってやばくない!?
私が無一郎のこと好きだと思ってない!?
「 まままま待って!?
私、無一郎のこと、その…
好きっとかじゃないから!」
『 え、そうなの…?
2人はそういう仲じゃないの?』
キョトンとした顔の善逸くん。
やっぱり勘違いしてた…
「 全然っ!
歳が近くて、小さい頃から遊んでただけなの!
幼なじみだよ!」
慌てて否定すると、善逸くんは
ほっとしたのかヘナヘナと座り込んだ。
『 なんだあ…よかったぁぁぁぁ 』
「 ありがとう、善逸くん 」
しゃがんで 善逸くんの顔を見ながら言うと
沸騰したかのように顔が真っ赤になった。
『 いやっ…!そんな!
Aちゃんは 俺が守るから!』
「 ふふっ。
…アオイや三姉妹にもデレデレしてたけどね 」
『 やっぱりそれで怒ってたのねぇぇ!!
ごめんねぇぇぇ!!
やだ!行かないでぇぇぇ!!』
泣き叫ぶ善逸くんを置いて
その場を離れる。
「 " Aちゃんは俺が守るから " だって 」
さっきまでぷんすか怒っていたのに
こんな一言で嬉しくなってしまう。
『 ふふっ… 若いっていいですね〜 』
しのぶの継子である優秀なAも
善逸と同じで 単純な女だった。
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mini(プロフ) - stereogirlさん» コメントありがとうございます(T_T)!更新頑張ります!! (2020年4月20日 21時) (レス) id: 91678dce2b (このIDを非表示/違反報告)
stereogirl(プロフ) - 強い女子と善逸くん、大好きな組み合わせです(笑)続き楽しみにしてます! (2020年4月20日 19時) (レス) id: ebd32c96af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年4月12日 20時