半夜兎の舞姫【沖田総悟】

万事屋一行にはご注意を ページ9

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「 総悟、そろそろ休憩しようよ〜 」


『 いいねェと言いたいところだが、
嫌なもんと目が合っちまった 』


『 おーおー、こんな真っ昼間から
イチャイチャデートとは発 情 期ですかコノヤロー 』


「 好きだねそのセリフ 」






万事屋一行と真選組は腐れ縁のようで
何かと絡んでしまうことが多い。





『 ちょっと銀さん失礼ですよ！
いくら税金泥棒とは言え、僕らより目上の公務員ですから 』


「 しれっとディスってんぞメガネ 」


『 おい税金泥棒、この間は
そよちゃん渡してやったんだからなんか奢れヨ 』


『 うるせーぞクソチャイナ 』






そして何より総悟と神楽ちゃんは
反りが合わないのか合うのかよくわからないけど
会えば必ずお互いが絡みに行く。






『 まぁまぁ、ここで会ったのも何かの縁ってことで 』






気付けば私たちはファミレスで
同じテーブル席に座っていた。






「 え、なんなのこれワープ？」


『 ぜってー奢らねぇからなマジで 』


『 そんな堅いこと言わずにさ〜？
おねーさーん！！いちごパフェ3つ！！』






10歳近くも年下の私たちに
平気で奢らせようとする腐れ天パ。






「 じゃあクッキーの盛り合わせで 」


『 申し訳ありませんお客様…
そのようなメニューうちにはございません… 』


「 ええっ… 」


『 それならチョコパフェに白玉トッピングで 』


「 それで！！」


『 扱い慣れてんな… 』






昔から一緒にいるので、
私の好みも総悟の好みもお互いが把握している。






『 そう言えば聞きましたよ、
お二人は真選組最凶コンビらしいですね！』


「 漢字違うからね 」


『 土方さんが言ってましたよ。
生意気だわ、仕事サボるわで問題児だけど
アイツら出しときゃ大抵の男と女は黙るって 』


『 問題児コンビアル 』






トシが私たちのことそんな風に思ってたなんて…

＿＿＿＿＿＿ 後で覚えてろ。






『 ったく…リア充ってだけでうぜぇのに
美男美女ってとこがさらにうぜぇ！』


『 僻みにしか聞こえないですよ銀さん 』


『 サドはともかく、Aは中身も良さそうアル 』






…さっきからこの人たち、誰の話してるの？
リア充とか美男美女とか…

神楽ちゃんに関しては話噛み合ってなくない？






『 さっきから誰の話をしてるんで？』


「 誰と誰が付き合ってるの？」






私たちの発言に固まる万事屋一行。

そして一言。






『『『 …お前らだよ 』』』








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