半夜兎の舞姫【沖田総悟】 (ページ4)

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真選組最強コンビページ4

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「じゃ、見廻り行ってきまーす」

『おう！気を付けてな！』

『サボんじゃねーぞ』

『うるせー死ね土方』

こうして総悟と見廻りに行くのも毎日のこと。

今も昔も、私の隣には必ず総悟がいる。

私は4歳の時に火事で両親を亡くし、
身寄りが無かったために
母親の親戚である近藤家に養子として引き取られた。

見ず知らずの女の子がいきなり妹になったというのに
まるで本当の妹かのように
初めから可愛がってくれたお兄ちゃん。

その数年後、総悟が道場の門下生として入ってきた。
喧嘩もしたけど同い年で
なんだかんだ気の合う相棒的存在になった。

そしてまたしばらくして
今度はトシが入ってきた。

最初は優しさの欠片も無いような人に見えたけど
実は不器用なだけで、お兄ちゃんよりも私は懐いた。

地球に来てから14年。

お兄ちゃんたちと一緒に武州から江戸に来て、
真選組異例の女隊士としてなんとかやってこれている。

『司令官さん、そろそろ休憩にしやせんか？』

「お、いいですねぇ沖田隊長」

真選組では司令官兼一番隊副隊長という立場の私。

局長、副長からの司令を
一番隊から十番隊までに流し、指揮を執る。

決定権が私に委ねられることも多いので
割と重要ポジション。

基本的に一番隊への指示が多いので、
一番隊副隊長を兼任している。

『今日は何食べるんでィ？』

「ドーラおばさんのクッキー」

『それはこないだ俺がたらふく買ってやったろ。
まだ屯所に山ほどある』

総悟とは隊長、副隊長ということもあると思うけど
お互いが隣にいて当たり前
みたいなところは正直あると思う。

『真選組近藤Aと沖田総悟とお見受けする。
その命、頂戴しに参った！！』

仲が良いんだか悪いんだかって感じだけど

『休憩前にめんどくせェのが来たな』

「さっさと終わらせようよ～」

『ガキが何をほざくか！やっちまえ！！！』

総悟が隣にいれば
誰にも負けない自信がある。

だって私たち、

『「 …やれるもんならやってみな」』

＿＿＿＿＿＿真選組最強コンビだから。

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