知ってる?それって嫉妬って言うんだよ ページ26
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『 ……で、どうしてこうなった?』
「 私の無い頭を捻って考えた結果です 」
『 1ミリも捻ってねぇだろ 』
今の状況はと言うと、
ファミレスのテーブル席に旦那と向き合って座っている。
「 だって、真選組なんて誰も相談できないし、
お妙ちゃんはちょっと余計な事しかねないし、
万事屋って言ったって、神楽ちゃんとメガネにはな〜って… 」
『 そう言われれば、まぁ確かにな… 』
旦那を呼び出したのは私だ。
依頼料として、いちごパフェ3つ。
『 で?総一郎君が女に囲まれて胸糞悪かったと。
この気持ちはなんなんだ、と?』
「 はい… 」
そう、私はこの前 総悟に抱いた感情がなんなのか
旦那に相談しに来たのだ。
『 じゃあ、その時思った感情を言葉で言ってみろ 』
珍しくちゃんと相談に乗ってくれる旦那。
そんな旦那を信じて、あの時思ったことを
全て話すことにした。
「 …総悟の事を一番よく知ってるのは私なのに
総悟の隣にいつもいるのは私なのに
アンタらは総悟の顔しか知らないくせにって… 」
『 それだけか?』
「 えっ… 」
『 他にも思ったこと、あったんじゃねぇの?』
確かにもう1つ思ったことがあった。
旦那には、全てお見通しらしい。
「 総悟を……誰にも取られたくない 」
私がそう言えば、" ふっ " と笑った旦那。
『 そういうの、なんて言うか知ってるか?
______ " 嫉妬 " だよ 』
「 嫉妬…?」
嫉妬って…いやそんなはずはない。
私は総悟のこと…
『 そ。ちなみに、総一郎君といる時
ドキドキしたりすることねぇ?』
「 …ある 」
『 そこまで自覚してりゃわかるだろ。
あとは自分で考えるんだな 』
と言って、旦那はいちごパフェを頬張る。
この展開、漫画で読んだことある。
一緒にいるとドキドキしたり
嫉妬したりすること
それは…
______ 恋してるってことだって。
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リノ(プロフ) - きゅんきゅんが止まらなくて心臓が潰れそうです。これからも楽しみにしています! (2020年10月23日 15時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年10月19日 4時