運命の瞬間と奇跡 ページ27
長尾side
7月28日の朝。
俺はそわそわしていた。
別にみんなみたいに何があるかを知らないわけでもない。
けど、なぜか落ち着けない。
久しぶりにファンの子の前に立つからかな。
発表は昼公演やから、もうそろそろ家を出なきゃいけない時間。
6人にはバレないようにスタッフ控え室にいてと言われてる。
MCの時はギリギリまで出てきていいと。
もうそろそろ始まる時間。
一生に一度しかない瞬間を楽しんできて。
‥‥俺の分まで。
6人がフライングで登場したところでこの公演は始まった。
アオハル、僕空、Seven Stars、この3曲だけでもたくさん迷惑をかけたことが伝わってくる。
(アオハル)
駿佑「熱い all my love 届けたい」
恭平「True my hart 信じてほしい」
駿佑「永久の愛は」
恭平「ここにある」
みちきょへ「輝く青春へ君と歩いていこう」
(僕空)
流星「違うから 知りたくなる どんな"青い空"？」
駿佑「言葉の向こう側」
みちりゅちぇ「足跡のない 未来」
(Seven Stars)
恭平「なにわ男子のグッズ担当
でも自分が一番マスコット
いつでもどこでもキューティーマスター
願いをかなえるシューティングスター
頭の中はファンタジー でも何より一番ファン大事
勢い西から愛大西から 2star 大西流星」
駿佑「なにわ男子の末っ子ちゃん
かわいい笑顔まるで赤ちゃん
あっと驚く アートの実力
ファッションセンスもピカイチで
衣装を担当 Say いいね
笑顔の貴公子 3star 長尾謙杜」
みっちーが俺を紹介してくれるとき会場全体が黄色になった。
俺のメンカラ。
でも、誰も黄色にしてほしいなんて言ってない。
ファンの子の気遣いだろう。
「ありがとう」って早く伝えたい。
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作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
