Episode-150 ページ22
ハンジ「…確かに身長も多分、アリスと同じくらいだ。…ごめん、リヴァイ。私の不注意だ。とりあえず、エルヴィンに報告してくるよ。」
リヴァイ「Aが無事ならそれでいい。Aはいつ起きるんだ。」
ハンジ「もうまもなくだよ。あの薬に睡眠薬のような効果はないしね。じゃあ行ってくるよ。」
ハンジは深刻な顔をしながら部屋を出ていった。
リヴァイ「リヴァイ班の構成も考えねぇとな。…Aも同じ班にするか。」
A「んぅ…………あ、れ?」
Aが起きた。
俺の手の中にある自分の手をじっと見ている。
そして俺の顔を見た。
ギュッ
耐えきれず俺はAを気付けば抱きしめていた。
頬に生温かい涙が伝う。
Aも俺の服を濡らして泣いていた。
俺の名前を何度も呟きながら
A「リヴァイ……ごめん、ほんとにごめん……!」
リヴァイ「今はいい。無事でよかった…!」
A「……忘れるなんて、」
リヴァイ「思い出したならいい、十分だ。…守れなくてすまなかった。あいつらもお前も」
A「私……夢でね、ペトラ達と会ったの。みんな幸せそうで笑ってた。」
リヴァイ「あぁ。」
A「だから、自分を責めないで…私も責めない。約束したの、幸せになるって。リヴァイの幸せは私の幸せ。リヴァイが辛いと私も辛い。」
リヴァイ「…俺も同じだ。体は大丈夫か?」
A「正直かなり痛い。リヴァイは大丈夫?」
リヴァイ「足を捻った、それだけだ。エレンも無事だ。」
A「よかった……!…ねぇ、女型の巨人の本体は誰だったの?」
リヴァイ「アニ・レオンハートだと予測している。しかし、捕獲に失敗した。」
A「アニが…?ま、さか…」
リヴァイ「まだ決まってはいない。アニを捕まえるためにトロスト区で作戦を実行する。」
A「トロスト区…失敗したらまずいんじゃ?」
リヴァイ「あぁ。リスクは大きい。しかし、これしかもう手がない。」
A「…分かった、ありがとう。ところでリヴァイ、行きたいところがあるの。いい?まだ歩けなくて」
Aはまだ納得しきっていないような顔だったが、また笑顔をつくり俺を見た。
リヴァイ「分かった。車椅子を用意するから待っていろ。」
俺は車椅子を用意してAをベッドから移動させる。
久しぶりのAの体は痩せていた。
傷に触れたのか顔を微かに歪ませた。
リヴァイ「大丈夫か?」
A「うん。…じゃあ医務室出て左に行ってくれる?」
Aの言われた通り進むと
ペトラの部屋に着いた。
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彩(プロフ) - ウエサマさん» 兵長、本当にかっこいいですよね!早く続きを出せるように頑張ります!実はもう、結末は考え済みです笑 (2022年7月29日 13時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
ウエサマ - リヴァイ兵長大好きです!早く続きみたいです (2022年7月29日 6時) (レス) @page41 id: f5549b4223 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - みゆこさん» これは私の妄想を全部詰め込んだので!笑嬉しいコメントありがとうございます!兵長ファンの心は1つです() (2022年7月24日 14時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません!!好きです!! (2022年7月23日 18時) (レス) @page40 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - なのはさん» 荒らしの方にたくさん頂きました!神作品!?お世辞でも嬉しいです🥺完結までは多分…あと少しです!コメントありがとうございました! (2022年7月22日 16時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤ | 作成日時:2022年4月5日 21時