滞在日誌2 ページ44
｀
｢ここが会議室ね。俺がいない時は基本ここかセンゴクさんの部屋にいる………はず｣
｢まァなんだ、司令の時とかは…ホラ…あぁそう、ボルサリーノとかサカヅキに任せる感じになると思うから｣
Aちゃんが気にする事は何も無いからね、と付け足して、クザンは次の場所へと向かった。
｢……とまァ、Aちゃんに関係あるのはこんくらいで…ここが食堂ね｣
ガチャっと食堂へと続く扉を開ければ、賑やかだった食堂が静まり返った。
それもそのはず
普段、食事は部屋でしかとらないクザン
彼は普段はあんなんだが一応、海軍大将なのだ。
そんな彼が子供を抱えて食堂へと入ってきたら驚くのも無理はないだろう。
食堂で食事をとっていた若い海兵たちは一斉に立ち上がって敬礼をした。
｢ ｢お疲れ様です！！！｣ ｣
その大声に思わずビクッと肩を揺らしたA
海兵たちの視線が全部自分に向いていることに気づくと、抱っこされたまま顔を隠す形で、ぎゅっとクザンに抱きついた。
｢｢(か、可愛いっ！！)｣｣
その場にいた海兵の心の声が揃った。
｢どっか空いてねーかな…｣
｢ここ使ってください！！｣
食堂を長い足で闊歩しながら、席を探すクザンに若い海兵が席を空ける。
礼を言ってから、Aを席に下ろしてクザンは食堂のおばちゃんの方へと歩いていった。
一人取り残されたAには、大勢の興味が引き付けられていた。
｢きみ、名前なんて言うの？｣
｢クザン大将の子供？？｣
｢それにしては似てないだろー！！｣
矢継ぎ早に話しかける海兵におどおどしながらも、小さな声で『A…です…』と答えた。
｢綺麗な赤髪だなあ｣
｢お母さん似かー？｣
すっかりクザンの娘説が浸透し始めた頃、
｢ノー、俺の子供じゃあねェよ。兄ちゃんたち、ちょっとごめんな｣
海兵の山からぬっとクザンが顔を出した。
ささっと海兵たちが避けると、Aの横の席に座ってふたつのプレートを置いた。
｢この子は一応 “監視”っつー名目でここで保護することになった。｣
｢常に中将以上がそばにいることになってるからまーなんだ、もしこいつが一人でいたら誰かんとこ連れてってやってくれ｣
クザンの大きな手がAの頭の上にポンと乗せられる。
動物の本能故か、Aは頭を撫でられるのが好きらしい。
｢｢はっ！！｣｣
食堂に海兵たちの大きな声が再び響く。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
