航海日誌14 ページ15
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｢A、一人で行けるか？｣
『うん、だいじょーぶ！』
元気に頷いたA
・知らない人にはついて行かないこと
・分からないことがあったら優しそうな店員に聞くこと
を約束して、店の中へと入っていった。
(まぁ…あいつは鼻も利くし大丈夫だとは思うが…)
ベックマンは心配しつつも、こう考えていた。
それに、Aはひと月の間、あの島、パスカル・リーで生活していたのだから大丈夫だと。
が、やはり物事はそう上手くはいかないのである。
＊
｢遅い｣
｢…ですよね…。｣
Aが店に入っていって1時間。
30分くらいなら、女の子だしそんなもんか、と思っていたのだがその倍だ。
いくらなんでも遅すぎるのである。
17、8の女性でもなければ、特別大きいショッピングセンターでもない。
まだ4歳の子供であり、お店の大きさだって少し大きい飲食店程度だ。
｢俺、ちょっと中見てきます｣
｢お、俺も！！｣
ひとりで中に行かせようと提案した当人たちは、責任を感じているのか、先程の躊躇いが嘘のように勢いよく店に入ってきた。
｢…この出口からは出てきてない。怪しい人物の出入りもなし｣
(まさか…)
｢副船長っ！！店内のどこにもAらしき人は見つかりません！！｣
｢ですがっ、店内に、裏口のような出入口をもう一箇所…見つけました…｣
汗を流し、緊迫した雰囲気が流れる中ベックマンは安心させるように軽く笑った。
｢この島はそこまで大きくない。お頭に連絡して手分けして探そう｣
ベックマンがそう言い終わるか否か、
｢俺あっち探してきます！！｣
｢じゃあ俺こっち探しますっ！｣
二人のクルーは、それぞれの方向へと走っていった。
＊＊
『あれ？だれもいない』
小さな両手に紙袋を持って、Aは周りをきょろきょろする。
結局、出口が分からなくて、優しそうな匂いの人に出口まで案内してもらったのだ。
が、どうやらそれは、最初入った時のとは別の出入口だったのだ。
『はっ！……もしかして…べっくまーさんたち、まいご…？』
それに気づかないAは、勝手に盛大な勘違いをし始めた。
そして、両手に紙袋をしっかり持って、街へと走り始めた。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
