目隠し少女と盗賊団 (ページ45)

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Episode144 ／ネテロ氏の面談ページ45

私の番号が呼ばれたのは、ヒソカが呼ばれてから1時間後だった。

まぁ、1番最後だし、番号。

『じゃー行ってくるね』

私と入れ違いで帰ってきたゴンに声をかけてから応接室まで歩いた。

『失礼します』

コンコン、とノックしてから応接室へ入るとそこは和室になっていた。

おぉ、ジャポン以来だ！

なんて少々感動していると、ネテロさんの前へと座らされた。

『これが最終試験？』

｢全く関係ないとは言わんがのぉ、まぁ参考程度じゃ。｣

『ふーん』

ネテロさんとは正直あまり関わりたくない。

前にも言った通り、苦手というか嫌いなタイプだ。

｢まず、なぜハンターになりたいのかな？｣

その質問に少し考える。

ハンター試験に来てから何度目の質問だろうか…。

『…親がハンターを目指してたから、ってのと、親の仇討ち…まぁ、もう実行犯は殺ったんだけどね。』

｢ふむ…。ではお主以外の9人の中で一番注目しておるのは？｣

『ゴンとクラピカかな。あ、404番と405番ね』

｢ほう。1番戦いたくないのは？｣

『んー、全員かな。』

｢全員戦いたいとゆう解釈でよいな？｣

『なんでそうなるの？…強いて言うなら、念使えない人全員。やりにくいから』

ネテロさんは私の方を見ながら、これみよがしにため息をついた。

｢こちらとしてはあまり堂々と念を使わないでいただきたいのじゃが。｣

『文句多いですね…。じゃあ、ゴン。形式にもよるけど、あの子には全て負けてるからやだ。』

最後は尻すぼみになりながら呟いた。

本音が漏れてしまった…。

これ以上ここにいたくなくて、もう行っていい？と立ち上がると扉へ向かった。

そんな私を呼び止めたのは

｢お主の親…というのは、レインとヒナ…ヒナイかのぉ｣

『…だったらなんですか。』

ジンからでも聞いたのかな…。

｢似ておるの。見目はヒナにそっくりじゃ。性格は…レインといったところか？気が強いおてんば娘じゃな。｣

『…私の家はマフィア、ネテロさんはハンター。どのような関わりが？』

つい、罠だと分かっていてもその言葉に釣られてしまった。

｢仕事仲間といったところか？｣

『…両親はハンターではありません。』

｢証(ライセンス)が全てじゃなかろう。あやつらはわしらの仕事に興味をもってな、勝手に手伝いに来とったんじゃよ。｣

まさか、ネテロさんとも関わりがあるとは…
私の親はどんな人だったんだろう。