第十八話 ／ 水面下の戦い ページ19
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「そうか…義勇たちがAと接触したんだね」
鬼殺隊本部、産屋敷邸
鬼殺隊を率いる、御館様こと産屋敷耀哉
彼は広い庭で鴉からの報告を受けていた。
「先は長くなりそうだ。…何としてでも鬼舞辻よりも先に、Aを…保護しなければいけないね」
鬼殺隊が総出で動き始める中、Aに鬼の手が忍び寄っていた。
＊＊
んー、すごい寝不足
もう蜜璃ちゃんたちには追われてないみたいだけど、夜が明けるまで走り回ったせいで一睡もしてない。
眠い。
とりあえず今日は宿屋にでも泊まろうかなー
そう決まるが早いか、私は人の多い街を目指した。
人が多い、というのは盗賊にとっては嬉しいこと。
人に紛れやすいし、何より気づかれにくい。
『…すみません』
軽く人にぶつかりながら、流れるように人混みを駆け抜けた。
『ん、こんなけあれば二週間は生きてけるかなー』
羽織の袖からはいくつかの巾着が出てくる。
裕福そうな人を選んだから、多少拝借しても問題ないと思うんだけど…
まぁ今更なこと。
私は盗賊だし、気にするだけ胸が痛い…
「すみません」
でも、そろそろ私も盗賊から足を洗わなきゃな
「あの、」
もう１４歳になる。なにか、自分で稼げるよーな仕事……んー、遊郭かなやっぱり
でも、変な毛色と目色だしなぁ……
蜜璃ちゃんのような可愛い髪色じゃないし。
「すみません」
『へっ？』
唐突に肩を叩かれて、思わず大きく肩を揺らしてしまった。
振り返れば、鮮やかな赤色の目と、少し癖の強い髪の男性が立っていた。
「先程から声をかけていたのですが…」
『あ、と…ちょっと考え事してたの』
心臓の音が早くなるのを感じながらも、平然と答える。
もしかして…私が盗んだのがバレたのかな
唾を飲み込んで、男の言葉を待つ。
恐ろしいほど整ったその口が、ゆっくりと開いた。
¯ ¯ ¯ ¯ ¯ ¯ ¯ ¯ ¯
まだ先の話ですが、Aちゃんはどちら陣営について欲しいでしょうかね…
作者としては、鬼殺隊陣営で書こうと思っているんですが鬼陣営も楽しそうだなって…
コメントなどで意見など頂けたら嬉しいです！
どっちも書くのもいいな、って思ってるんですけど一気には書けないので…少し先になるかもしれない……
皆様には、どっち陣営につくか分からないような状態で読んでいただきたいので、あくまでも意見を参考にさせていただきたいと思ってます！
これからもこの作品をよろしくおねがいします
ろりお
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蓮 - 初めて読みました！更新頑張ってください！ (2020年2月23日 21時) (
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作者名：ろりお | 作成日時：2020年1月24日 7時
