第八十話 ページ35
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｢僕も、似たようなことがあった気がする｣
｢…そんなことをするのはアイツしかねェ｣
場の雰囲気はなんとなく悪くなるばかり…
そこに現れたのは、
｢…直にお館様もAも来るだろう…気持ちは皆同じだ…｣
悲鳴嶼のその言葉に、辺りは静まり返った。
｢お館様の、御成です｣
そこに響くひとつの声。
九人の柱たちは一斉に、一列に膝をついた。
｢みんな揃っているのかな？｣
｢魁咲様と日天様はいらっしゃいません｣
息女に手を引かれながら、お館様こと、産屋敷は柱たちの前まで歩いてきた。
胡蝶が皆を代表して挨拶を言おうと口を開こうとした時、それより先に口を開いたのは産屋敷だった。
｢何か大切な報告でもあるのかい？みんな揃って｣
再び、その場に沈黙が訪れた。
まさに絶句
誰も口を開けなかった。
それもそのはず。
一時間前、各地にいた柱たちに一匹の鴉がやって来てこう言ったのだ。
＿＿｢カアァｯ！！緊急招集ｯ！！半刻後二柱合会議ヲ開クゥｯ！！カァｯ！！直チニ向カウベシｯ！！｣
なのに、産屋敷は柱に用件を聞いた。
｢…お言葉ですがお館様ァ。俺たちァ皆、緊急の招集を受けてこの場に参った次第です｣
｢私は招集なんてしてないよ、実弥｣
産屋敷がそう言った時、本部の門の方から大きな声が聞こえた。
｢遅くなってすみません！！！｣
｢ちょちょちょ、待ってよ炭治郎！！まだ心の準備が…あっ！待ってほんと！ひとりにしないで！？｣
｢お館様って誰だ？！おい権八郎！聞いてんのかおい！！｣
ドタドタと炭治郎を筆頭に、善逸と伊之助が続いて入ってきた。
そして…
膝をつきながらも顔を上げた柱一同、産屋敷に一斉にみつめられてるのに気付くと固まった。
文字通り、固まった
それぞれが再起動にかかった時間、最速で約４３秒
煉獄だ
｢この前の少年ではないか！！後ろの二人は見たことがないな！｣
｢…我妻くんと嘴平くんですね。どうして３人がここに？｣
｢え、と俺たち、任務の召集を受けて…。半刻後に集まるよう鴉に言われて来たんですけど…｣
炭治郎が戸惑ったようにそう言う。
誰もが困惑していたが、柱たちの脳内に浮かぶ可能性は共通してひとつだった。
ただ、誰も信じたくなかった。
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キメツ推し - 面白かったです！パスワードを知りたいです (3月29日 12時) (
レス) @page50 id: 267e3fd993 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - めっちゃ面白かったですパスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても面白かったです！パスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) @page50 id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - とっても面白かったです！パスワードを教えていただけると嬉しいです！ (12月17日 22時) (レス) @page50 id: 5151e61b26 (このIDを非表示/違反報告)
えー(プロフ) - 面白すぎて一気に見てしまいました！パスワードを教えていただければさいわいです！ (11月26日 21時) (レス) @page50 id: 9a652782c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年2月17日 22時
