開催文化祭�� ページ3
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『...なんだかあっという間だったなあ』
体育館から大きい氷の塊を運ぼうと、持ち上げる。
傍にいた鋭児郎が私の呟きを聞いて『だな』とだけ言った。
私達のステージ発表は先程幕を閉じた。
周りの反応を見る限りではなかなかの成功具合
私もなんとかミスをせずに踊り切ることが出来た。
『えーと、これで最後...？』
かっちゃんが皆から運ばれてきた氷を個性を使いながら一生懸命溶かしている。
彼のこんなクラスに溶け込んだ姿が見られるなんて、...とほろっと涙が出てきそうだ。
『さっきからうっせぇ全部口に出てんだよテメェは』
『あ』
ばっと両手で口を塞ぐも彼の目は吊り上がる。
そんなにまずいことを言った記憶もないが、何となくドギマギしてしまった。
すると、
『よし、これで全部片付いたはずだ！皆、自由に行動しよう！』
飯田くんのそんな声が聞こえて、皆は一斉に散らばりだす。
きょろきょろと辺りを見渡していると、電気が片手をあげながらやってきた
『おーい、お前ら行こうぜ！』
ミスコンいい席取られちまう！と身体はもう進行方向に向いている。
舌打ちをかましながらも、そんな電気の後に続くかっちゃんとは反対に私は、言葉を詰まらせてしまった。
『...？A何してんだ、早く行こうぜ』
『あ、あの、私...』
何て言えばいいのだろう、別に何もやましいことをするわけでもないのに
妙に鼓動が早い胸に手を置いて、意を決して口を開く。
『...あのね、私』
『わり、此奴貰ってく』
そんな私の言葉を遮ったのは範太だった。
いつの間に後ろにいたのだろう。
右手首をがっと掴まれ、思わず『わ、』と声を出した。
ぽかんとした電気の顔が見えて、何か言葉を発しようとしたが、特にいい言葉も思いつかず
『...A、行こ』
その範太の言葉を皮切りに私達は走り出した。
足が長い範太と違って、特別短くも長くもない足を持っている私はついていくのに必死だ。
『...え！？何どういうこと！！』
おい瀬呂！！！という後ろから聞こえた電気の叫び声に範太は声を出して笑う。
『ほら、早く行こう』
こちらを向いた範太がいたずらを成功させた子供のような無邪気な笑顔でこちらを見るから、
『...うん』
私も思わず笑ってしまう。
ここまでくれば大丈夫、とでも言うように私達は走るのを止めた。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
