番外編＊ラーメン�� ページ31
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『かっちゃんは？』
そう聞いてみたが、愚問だったかと思い直す。
きっと目を吊り上げて視線を横にして
『死ねやアホ面』
『いや悪口!?』
振ってきた暴言に、まぁまだ爆破されないだけましだったかとポジティブ変換して。
先を歩く二人の背中を見て、少しだけ笑う。
本当に皆、彼奴の事好きだったんだな。なんて改めて思って
すっと大量の酸素を取り込んで、
『あーもう！！好きだったなぁああ！！』
それを全部言葉に乗せた。
びくっと二つの影が揺れて、勢いよくこちらを睨む
『うっせーよ馬鹿か！！』
『おい近所迷惑』
『いいじゃーん、今日くらい。すっきりするよ？』
肩に手を置いてにやりと笑うと。それもそうか、と考え込む瀬呂。
俺と同じように、息を吸って
『俺はまだ好きだけどなあああ！！』
先程の近所迷惑という言葉をかき消すほどの声。
「ぶはっ」と笑いだす。
かっちゃんは相も変わらず抄かした顔でこちらを見ていた。
『かっちゃんもしろよー』
『案外すっきりするかもよ？』
『テメェ等みたいに馬鹿じゃねー、一緒くたにすんな殺すぞ』
すたすたと先を歩いて行ってしまうかっちゃんを、瀬呂と顔を見合して笑う。
『ったくつれないね〜』
『だから振られたんじゃね？』
『ああ゛!?』
『つーか、お前折角メッセ送ったのに返信【死ね】の一言ってそれ人としてどうよ』
『待って、瀬呂も？俺も【死ね】の一言だったんだけど』
『うるせえ、返信してやっただけ有難いと思えや！』
『まじ理不尽』
そんな会話をしながら、ケラケラ笑って、ふっと我に返ると
アレ今あの二人の事すっかり忘れてた。
ちらっと未だ軽口を叩きあっている二人を見つめると、やっぱり口角があがる。
そんな俺の視線に気が付いたかっちゃんが「あ？」と三白眼で俺を睨む。
『何笑っとんだ気持ちわりぃ』
『え、ひっど!?』
『なに、思い出し笑い？』
『うっせーなー、別にそんなんじゃねーよ！』
ただ、俺が言いたいのはさ
『...お前らと友達になれて良かったって思っただけ』
ぼそっと告げると、二人はぽかんと口をあけて此方を見つめた。
そして、数秒後にはその顔を崩して、ふっと笑う。
『気持ち悪ぃ』
『わりーな、上鳴。俺女の子がすきだから』
『はぁ！？俺だって女の子の方が好きですう！！』
皆でケラケラ笑って。
...ああもう、
ほんとお前らがいてよかった。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
